感受性、というものの正体は「穴」なのかもしれない。

人間には無数の穴があいています。
目、耳、口、鼻、皮膚の汗腺、膣、肛門・・・・
たとえば目や耳には網膜やら鼓膜というものがあって、そこで振動や共鳴が起こっていますが、そういう膜がなくても
どの穴も外界からの刺激を受け取っています。

最近、皮膚で聞く、などたまに見かけるワードですが、
さもありなん!
振動や波動を感じ取っているのは、
「類は友を呼ぶ」等の共鳴を感じ取っているのは
皮膚、それも膜ではなくて 穴の方なのかもしれません。


この人、今日は調子がいいな!とか
この人、ニコニコしているけど帰りたいに違いない・・・とか
人と会う時には
相手の雰囲気を誰でも普通に感じ取ります。
その受信機は一体どこなのでしょう。

例えば、オンラインでパソコンなどを通じて人の話を聞く時と、
同じ部屋に集まって同じ空気を吸いながら人と接している時では、
その人の雰囲気(体調や気分、肯定的な反応なのか、否定的な反応なのか)という微細な情報への感度が違いませんか?
この両方のシチュエーションの違いは、「同じ空気に接しているかどうか」だけです。
どちらのシチュエーションでも
目で、その人の姿や表情を見ていますし、
耳で、その人の発する言葉や声のトーンを聞いています。
けれども得られる情報量に大きな差がありますね。
仕事などでは、「電話やメールですませずに、必ず会って話をする」ということを
ポリシーにしている方は多いですし、
得られる相手の情報量がかなりちがう、誤解を生む余地がより少ないのは
どちらか、ということを経験的に知っている人が少なくないことにほかなりません。

脳科学が最近はもてはやされていますが、
脳は直接の受信機ではなくて
外界の刺激とか知覚を、
「受け取って統合し指示をだす」という、
言ってみればコントロールセンターです。

外界を認知する、という末端の知覚、
五感と言われるところのなかで
皮膚機能は「触れたとき」だけ作動する感覚のように
今まではとらえられていました。 
「触覚」という言葉です。
でも本当に触れた時だけ、なのでしょうか。

穴を通じて、
人間は外界と内面の行き来をしている。
汗腺の役割は
汗をかいて老廃物を水分とともに排出する、
という昔習った機能のほかに
「接している空気に書いてある情報を受け取る」
なのかもしれません。
これは今のところ根拠のない仮説です。

空気のなかに内包されている情報を読み取っているのは
皮膚のうちの膜なのか穴なのか。

研究を待つことといたしましょう。