「のびのび育てたら、成績がさがった。」「そんなのあたりまえでしょ!」という新聞お悩み室の話題

先日
ある新聞の折り込み配布誌のお悩み相談として、

【中2の娘をのびのび育てたら勉強しない子になってしまった。
親も焦っています。塾には行きたがらないし家でも勉強しません。親にできる事はありますか。】

と言う投稿が載っていました。

うわ〜このお子さん、もしかしたらHSPかもしれない!

と思いつつ、回答はどんなふうに書いてあるの?と思って見ていました。

ある有名なお受験成功ママさんがお答えになっていました。

要点はこんなふうです。

・・・・・・・・・・・・・

「のびのび育てる」
「勉強しなさいと言わない」
「見守る」

この3つが揃えば必ず成績が下がり、家で勉強しない子になります。

なぜならこの育て方は間違っているからです。

小学生は学校で学ぶことをよく理解できて初めて、
心のそこからのびのびとできるのです。

乳幼児と小学生ののびのびは違います。

中学に入って成績が下がった、それは当然。
小学校に比べ中学校の授業ははるかに難しく小学校の上に内容が載ってきますから、小学校の内容がいい加減では決して、中学の内容は理解できません。
今お子さんは「のびのび」どころか「おどおど」しながら教室の椅子に座っている事でしょう。

学ぶこと抜きで何も知らない子供を一人前の人間にすることはできません。知らないことを学んで身に付けるのには多少の忍耐が必要です。でもその忍耐の後に自信や達成感が得られ、それが自己肯定感になるのです。

(まだ続きます、)

これをご覧になって
どのように感じられるでしょうか。

至極スジの通った、論理的な展開ですばらしい文章です。

心理的にも、
人の不安をキチンとついたすごい展開です。

HSCちゃんで学校へ行かないお子様のお母様には

一瞬ぐらっとくるだけのパンチ力があります。

 

もちろんこのご回答が間違っていると言いたいわけではありません。
違和感のないかたは、どうぞここで終わりにしてください。

目的がはっきりした子育て、すばらしいです。

 

上記の文章を読んで、違和感がもぞもぞするがなんでなのかがわからない、と言う形に向けて今日は書きたいと思います。
 

考えてみたいのは、
子育てのゴールをどこに置くのか

という、そこです。

お受験に成功するところがゴールであれば、
上記の考え方は正しいでしょう。

幸せとは、「東大に受かってその後の職業が保障されること」なのであれば、その通り!と膝を叩くしかありません。

ただそこには子供の気持ちは全く入っていません。子供がどう感じているのかには全く触れられていないんです。

子どもは放っておいたら何もしない空っぽの容器として捉えられていますよね。

(この状態でどうやって激しい受験をくぐり抜ける子供のモチベーションを維持したのか、個人的にはそこに興味が出ます笑。)

 

要点はただ1つ。

大事なのでもう一度。

何をゴールとして
何を幸せとして子育てするか。

「え?正しい子育てって、ないの?」

 

わたしたちはどれだけ

「正しい子育て」に振り回されてきたでしょう。

 

この世にあるのは、
「親がいいと思った子育て」だけ。

 

大学受験の成功を目指すんだったら
子供がなんと言おうと大人が押さえつけてグイグイ勉強させればいいんですよね。

そこで暴れ出したり体を壊したりしない子であると言うことが前提条件ですが。

そして世の中には勉強が好きな子もいます。

かけっこが好きなのと、同じことです。不公平なようですがwこれが資質のなせるワザ(^ ^)

 

対して、

目指すゴールが、大学受験よりもっと先だったらどうでしょう。

その子がどんな仕事について、どんなふうに生き生きと人生を歩いていくのか。
この誰にもわからない、でもワクワクするような未来がゴールであったら
どんなふうに考えられるでしょうか。

 

ここでも戻るのは、お子様のエネルギー値です。
お子様は何に目を輝かせるでしょうか。今、何に興味があるでしょうか。

子どもはそこから、長い時間をかけて自分の興味ある職業を選定していく時間が必要です。

あの大学に受かるためには・・という逆算方式の親の喜ぶゴールは、
子供のワクワクとイコールではないことがほとんどです。

でももちろんそれとて子どもがうん!がんばりたい!がんばるよ!というのだったら

いいですよね。とても貴重な親子の体験💕

 

逆に 学校にあわない、

塾なんてなんだあれ、あんなところにいられない

というお子様は

はっきりと違うゴールを見るべきです。

その子だけのゴール。 

そこには必ずとんがった才能がありますから。

 

子供は自分のやりたいことのためには、
本当にやりたいことのためには、多少苦しい努力もします。
子供が本当にやりたいことをこの日本で見つけ出すのはとてもとても大変ですが

(これが一番心痛いですよね)

子供の「本当」を感じることができるのは、親だけだと思うんですよね!
(どんなに優れた診断ツールを持ってきても
子供が相手を信用していない時、違った結果になることがよくあります。)

 

だから、だから、

お子様の人生を長く見渡して
どこをゴールにするかを間違えない。

親がどこにゴールを持ってくるかによって
お子様の人生は全く違うものになります。

先日のセッションの時もお話していました。

現代においては、確実に人生100年時代到来です。
命が50年で終わる時代には18歳くらいでは完全に仕事が決まっている必要があった。

でも今私たちも子どもたちも

30歳で仕事を決めてもあと70年も生きる時代の人間です。

いつまでも自立しないでいられちゃ困る!とも頭をよぎりますが笑
子どもを信じてついて行く位の気持ちで
毎日子供のエネルギーを活力を見ていきましょう!