ワーキングマザーのつぶやき〜家族の土台がスカスカ?!

2020年7月よりHSCちゃんを育てる専門家でありHSP母のコラムを
15名のメンバーで日替わりでアップさせていただきます。

さまざまな立場からの、さまざまな年齢のHSCちゃんの子育て現場レポをどうぞ。

 


そのままの自分でお母さんになっていけばいいのに、

「ちゃんとしたお母さん」にならないと、と空回りしていたなぁ。

 

そんなことを、思い出していました。

 

子育てで自分を見失っていた私。

長男の登校渋りが始まって、ゆる〜り子育てになっていったのかを書いてみたいと思います。

 

 

「家族の土台がスッカスカ!!」

 

当時小学4年生の長男の登校渋りが始まってまもなく、私はあるカウンセラーさんのもとへ相談に行きました。

 

子育ての相談するのは初めて。

予約の電話から緊張したことを覚えています。

 

それまで人の話を聴く仕事ばかりしていたせいか、自分ごとを話すのはとっても苦手。

「もっと大変な人はいるのに、自分ぐらいのことで専門家の人に相談していいのだろうか」

と思っていました。

 

今となると、勇気を出して本当によかった。

 

 

現状を一通り話したあと、

 

 

「うん。家族の土台がスッカスカ!!だね。

最初っからこんなダメ出しするカウンセラー、いないよね笑 あはっ笑」

 

と爽やかな笑顔でカラッと仰ったカウンセラーの先生。

(なんてストレートな先生笑 やっぱりそうか!)

 

そのころ、私はフルタイム勤務で、ワンオペで家庭を回してから数年経っていました。

先生からみたら、家庭がアンバランスだったことは一目瞭然だったのでしょう。

 

生活を回すので毎日時間切れ。

家族それぞれとゆっくり対話もできていないし、

何よりも自分の心身がクッタクタの状態。

 

家族のエネルギーを高める以前の問題だったのです。。

(やっぱりわかる人にはわかるんですね・・)

 

そして、さらに「きちんとしたお母さん」を目指していたので

(クッタクタなのに、なんちゅーめんどくさいやつ笑!)、

ゆるむ気もなく、疲れやすい自分にもダメ出しをしていたのでした。

 

 

「子供っていうのはね、父と母それぞれから愛情を受けるのが本来の姿なのよ。

最近はお父さんが忙しいとかいってね、お母さんが1人で頑張っちゃって、

誰が父で誰が母だかわからなくなっている家は多いの」

 

「だけど、それじゃあ、子供が安定するはずがないよ。

土台がぐらついてるのに、その上に立派な建物を建てようたって崩れるでしょ。

子育ても一緒だよ。」

 

(ほんとそうだよね・・)

 

 

「家族の協力が得られないなら、お母さんがやっていくしかない。

同じ方向を向いたサポーターと一緒に子育てしていけばいいから。」

 

 

「そして、ママは、合わない人とのお付き合いはやめてね。

まずは、今の環境を整えて、自分が安定することが一番だから!」

 

 

「子供をよくするには、ママがどこまでやれるかにかかってるよ」

 

竹を割ったような気持ち良さでスパッと仰る先生。

 

何回も頷き、紙が真っ黒になるぐらいたくさんメモをして、帰りました。

 

 

 

思えば、出産後、突然広がった人間関係に圧倒されながらも、

目の前にある道を走ってきて、

自分を振り返ることをまともにしていませんでした。

 

 

自分の内面を見る、本音に気づく。

肝心なことを避けていたのかもしれません・・。

 

本音に気づくと、自分に嘘をつけなくなるから。

 

変化を起こすのが面倒な時期は、気づかないフリをする方が都合が良い時も

あるものです。

 

 

でもなぁ、もう見てみぬふりはできないなぁ。

 

 

家族とは、お互いによいエネルギーを交換し合えるのが理想。

それなのに、できていない。

 

 

もう、きれいごとはやめよう。

もっと人間くさく生きていこう。

 

こんなにクッタクタになっている場合ではない。

 

子供は、お母さんの疲れ、不安などすべてお見通しで、

同じように不安になってしまうものだ。

 

自分を満たさずに愛情をかけるなんてできない。

 

もっと自分のことを大切に扱ってみよう。

好きなことをしよう。

 

そして、もっと人に頼って面倒をかけることも遠慮せずにやってみよう。

 

そんなことを日記に残したのでした。

 

 

 

「ママは好きなこと、やっていいんだよ」

 

 

私は心の栄養が必要な人間だから、これからは好きなこといろいろやってみるからね

と家で宣言してみると、

 

「ママは好きなことやっていいんだよ、だってそのほうがかっこいいし、自慢だもん!

わたしも手伝うからさ」

 

いつも真っ直ぐな意見をくれる娘が応援してくれました。

 

女子というのは、たとえ小さくても母のことをシビアにみている気がします。

お母さんとして以上に、1人の人間として楽しんで生きているかをじっくり観察されている気分です。

 

そして、私が楽しみだすと、息子のテンションが少し上がる、そんな発見もあり、

その家族の変化を見るのが面白くなっていきます。

 

こんな風に、家族というのはリンクしてるのですね。

(とくに敏感なセンサーを持っているから尚更なのかな)

 

1人で家事を回している気になっていたときには、気づかなかったけれど

私がのんびりして、ゆるんでいるとみんな快適そうに、自分で動くようになるんだなぁ笑

 

かつては、「ちゃんとしたお母さんにならないと」と、苦手な家事もがんばろうと自分に強いてしたけれど、誰もそこまでは求めていないことがわかり笑

 

お母さん面しなくても、素の自分のまんまで心のワクワクに従って過ごしていた方が、わが家にとって吉なのだとわかっていきました。

 

 

家族のかたち、状況はさまざまだけれど、お母さんが楽しいと子供も楽しいし、家族のエネルギーが高まることはどこも共通ではないでしょうか。(思春期は違うかもしれないけれど・・)

 

 

平坦ではない子育て。

HSCちゃんの子育ても、とくにパワーがいるけれど、私たちお母さんは、自分らしさを見失わないように、遠慮せずに自分の好きなことをやって過ごしていっていい。

 

いや、そうしないと子供にも「ねばならない」を課してしまう気がします。

 

肩の力を抜いて、リラックスして、世の中冒険するのは楽しいよ〜って示していけたら良いですよね。悩むことはあるけれど、まずは自分が楽しみながら、進んでいきましょう。

 

 

◆これまでのコラム

・敏感で繊細なHSCの居場所探し〜行き渋り・ドタキャン〜

「自分だけの答え」が見つかる 13歳からのアート思考  〜感性キッズとそのまわりの大人たちへ〜

writer: 阿部るみ(13歳男子 10歳女子の母)

・HSP/HSCメッセンジャー


photographer: 長束加奈(10歳男子、8歳男子、6歳男子の母)

・instagram: https://www.instagram.com/kananatsuka