生まれてきた意味を深く考える子〜HSC洞察系男子の疑問からの気づき〜

2020年7月よりHSCちゃんを育てる専門家でありHSP母のコラムを
15名のメンバーで日替わりでアップさせていただきます。

さまざまな立場からの、さまざまな年齢のHSCちゃんの子育て現場レポをどうぞ。

 


私のコラムは、

小学校に入り、行き渋りが始まり、だんだんと行けなくなった頃の息子が、放つ言葉には、心に訴えかけるものがあり、本質をつくような、大人がはっとさせられることが多々ありました。

その言葉達から、HSCの彼には何が見えていて、何を思い、何を感じ、何を訴えたいのか。

一緒に感じ、彼らの見ている世界を覗いてもらおう、という想いと、

HSPの私も、親として感じたこと、気づき、心理学の面から見えること、できることなどを綴っていきますので、読んでいただけたら嬉しいです。

 

必要な方に届きますように。

 

 

【生まれてきた意味を考える子】

ユーチューブが流れるなか、おもちゃで無邪気に遊ぶ7歳の息子。

学校に行かなくなって、3ヶ月経った頃でした。

「ねぇ、ママ?

ぼくは何しに生まれてきたんだろう。」

と、唐突に聞いてきました。

とても驚きました。

7歳で生まれてきた意味に疑問をもつのかと。

でも、この子は以前から、

【命】について、とても深い想いをもっていました。

例えば、

鮭の卵の“いくら”のポスターが駅に貼ってあって、そこに向かって話しかけながら、怒っていたり、

食卓に並べようものなら、ポロポロと静かに涙を流し、「たべちゃ、だめ」と、命を食べるなと訴えてくることもよくありました。

「メスはたべちゃだめ、ぜったい」

と言って、卵=命を産むメスを守ろうとする。

魚屋さんに行けば、お店のおじちゃんに

「ねぇ、これってメスなの?ねぇ、オスだよね?」

と聞いて周り、メスだとわかれば怒って責め出すので、わたしがおじちゃんより早く

「オス、ぜーんぶオス」

と嘘をついてでも、その場を逃げ去る必要があったり…

まだある…

学校に行っていた頃、工作で虫の絵を描くために、子供たちがそれぞれ虫籠に好きな虫を入れてきていたのを見て、

廊下に並んでいる虫籠、一個一個を見て回って、メスを見つけ出して、

「これはメスだから逃してください」

とお手紙を書き、そこに貼って、飼い主にお願いすることもあった。

生まれてきた意味、命が生まれる意味、

自分がここにいる意味、生きる意味、

命は大切、

そんなことを深く考えていて、大人よりしっかり考えてるし、

子供だからって子供扱いなんてしちゃいけないよな、って改めて思いました。

これが洞察系HSCの特徴なんだとわかったのは、皆川公美子さんのオンラインセッションを受けたことがきっかけでした。

息子の話をして、彼の熱を見つけてくれて、それを生かす場所、伸ばすための情報提供をしてくれたり、この個性豊かな特質の子を育てる、母達の気持ちに共感して寄り添ってくれる。

これまで誰に話しても、変わってるね、気にしすぎじゃない、と言われてきた孤独感が

「あー、わたしだけじゃなかったんだ」

「わたしの育て方が悪いんじゃないんだ」

「ひとりじゃない」

って気持ちがぶわぁーと出てきて、あの時の感動ったら忘れられないです。

公美子さんご自身のHSCちゃんの子育て経験から出る言葉は、もぅ安心感そのものでした。

子供の特質を知ること、仲間を得ること、

それは、孤独な親子にとって明るい光となるものでした。

さて、

「ねぇ、ママ?

ぼくは何しに生まれてきたんだろう。」

の答えは、どう答えたのか?

その時は、

「そうだねぇ、なんでだろうね〜。楽しむために生まれてきたんじゃない?」

と答えたのですが、

はたしてそれが彼にとって納得のいく答えになったのかはわからないです。

わたしの中では、

“楽しむ”って言えたことが、大きな変化でした。

私も生きる意味をずっと問いかけて生きてきた人だし、楽しめなかった過去があるから、

だから言えた言葉だったなぁと。

すごい人になるためとか、

誰かを喜ばせるためとか、

誰かに勝つためとか、

そんなことのためじゃなく、

まず、

自分のために、

生きることを楽しんで欲しい。

そのままでいて欲しい。

そして、

その満たされた笑顔が、

そのチャレンジが、

誰かの癒しになり

誰かの元気になり

誰かの役に立つのだと。

そして、その先にすごい人と呼ばれたりするのだろう、と思うから。

 

「ぼくは何しに生まれてきたんだろう。」

みなさんなら、何て答えますか?

そして、

「わたしは何しに生まれてきたんだろう」

と考えるきっかけにもなるかもしれませんね。

いつも気づきを与えてくれる子供に感謝です。

今回も読んでくださりありがとうございます。

ではまた!

 

 

◆これまでのコラム

俺通りに生きたい~小一男子の叫びと学校問題
私の体験談・子供が不登校になった時、わたしたち親子の心の変化と安心の得方、心の整え方

 

 

 writer: すどう ふみこ(9歳男子の母)

・心理カウンセラー
・自然とともに生きる活動家
・FB: https://www.facebook.com/235nococoro