ひとはいるだけで完璧な存在〜HSCの子どもが教えてくれた美しい世界

2020年7月よりHSCちゃんを育てるHSP母のコラムを
15名のメンバーで日替わりでアップさせていただきます。
さまざまな立場からの、さまざまな年齢のHSCちゃんの子育て現場レポをどうぞ。


 

 

ひとはただそこにいるだけで尊くて、いるだけで完璧な存在だ。

それを教えてくれたのが「生まれたばかりの第一子」だった。

 

この子は何をしに、この世界に来たのだろう?

この子が喜ぶことは、なんだろう?

この子が得意なことは、なんだろう?

 

この子はどこで、感じてる?

目?耳?鼻?肌?口?手?足?おでこ(あたま)?

 

この子は今、なにを感じてる?

お母さんの声、喜び、悲しみ、怒り。

肌に触れる空気、お部屋のにおい、明るさ、ひかり。

聞こえる声、音、響き。

 

子どもたちの中学校・小学校が、通常稼働になる。

通常稼働になると決まった瞬間から、ドキドキ、ドキドキ。

朝、起きれるかな?

毎日子どもを万全の体制で、見送れるかな。

1人1人の状態を、受け止めきれるかな。

週5回毎日・毎日、それを繰り返すことができるだろうか・・・・

そんな心配で頭がいっぱいになった。

子どもも、その子の感じ方で、心配や不安、喜び、楽しみを感じている。

 

そのままの自分を、「よしよし」と受け取り、とりあえず1日、朝送り出した。

photo: 長束加奈

 

 

緊張から前日もよく眠れず、

朝から家の中を、あっち行ったりこっち行ったり、

なかなか出かける準備が整わない子ども。

 

はやくはやく、とにかく早く行かなくては、

完璧に前倒し前倒しで準備をする子ども。

 

「あーっ(ため息)」と、下のきょうだいの緊張を私以上に受け取り、吐き出しつつ、

自分の身支度を整え、緊張気味に振り返りもせず、「いってきます。」出かける子ども。

 

そして全員が出かけたら・・・
「はぁーっ」っと、さらに深いため息をついて、もう一度寝なおす私(笑)
でも、寝付くことはできない。

仕事が休みでない日は、私もそこから日常に順応している風に、
ステージにON、スイッチもONに切り替え、出かけていく。

 

親業って大変。

だから、親御さん(お母さん、お父さん、親業の方)には、自分の本当の感覚を大切にしてほしい。

 

ちょっとしんどいな。ちょっと休みたいな。ちょっと子どもがしんどそうだな。

「自分のしんどい」、「子どものしんどそうを感じる」感覚を信じる。

その感覚がある、自分を大切にする。

 

自分の感覚を信じて深呼吸して、

頭の中を空っぽにして風を感じ、自然を感じる。

 

宇宙の一部である自分を感じる。大好きな景色が頭や目頭に浮かぶ。

鳥のさえずりが耳まで届く。

 

そんなひと時を、日常の中で持ちたいと思う。

ごはんを食べるように、当たり前に(10分でも)。

自分の感覚は、自分しかわからない。

そして、親が感じる子どものことは、自分の感覚を信じることで、

共に感じ寄り添うことができる。

 

いろいろ出てくる我が子のこと、こんな時だから、

ゆっくり、ゆっくり、自分と子どもを信じて慣れていけばいい。

 

親も子も同じ人間だから。どんな人も今が新しい生活のスタートだから。

 

writer:大西愛

・病児保育士
・HSC/HSPメッセンジャー
・~親が楽になれば、子も楽になる~ https://note.com/a_haiji


photographer:長束加奈

・instagram: https://www.instagram.com/kananatsuka