その時、母の目からボロンと落ちたもの

2020年7月よりHSCちゃんを育てるHSP母のコラムを
15名のメンバーで日替わりでアップさせていただきます。

さまざまな立場からの、さまざまな年齢のHSCちゃんの子育て現場レポをどうぞ。

 


 

HSCちゃんを育てるお母さん、避けては通れませんね。

そう!

登園渋り・・・。

我が家の娘ちゃんも、もちろん渋り渋りさんでした。

 

「どうして?幼稚園行きたくないの?」
「お友だちと遊びたくないの?」
「何がそんなに怖いの???」
「どうしていつも泣いているの???」

どうして?どうして??・・・・・

 

そんな風に悩んでいた私に一筋の光が差し込んだ。

しかも、かなり太い大きな光の道・・・

そんなお話です。

 

我が家の娘ちゃんは、よく泣きました。
も~とにかく泣きます。泣きまくり。

しかも、メソメソメソメソ・・・(ノД`)メソメソ 
特に夜、隣でメソメソ・・・・

(この子は、メソメソ惑星のメソメソ星人なのね)
そう思いながら育てておりました。

 

そんなメソメソ星人ちゃんもご入園のお年頃!!

 

幼稚園に入園する前に、
三年保育か二年保育どちらにするか一応(一応ね!)迷いました。

公園でさえ、誰かが居ると「行きたくない」という娘。

”怖い子”がいるから行きたくないのだそうです。
(イヤイヤ、君も充分怖い子ですけど?)

誰かがいると「おうちかえろ」の決めセリフ。

 

そんな娘に三年保育は無理。
二年でもどうか???でしたがご入園~~。

予感的中!!メソメソ星人発動!!

先生からも
「娘ちゃん、お帰りの時までずーーっと泣いちゃってるので、慣れるまでは、ほかの子よりも早めのお迎えをお願いします。」
(ですよね~、もちろんですとも!参ります。)

 

で、娘ちゃん一時間だけの登園生活がスタート!!

 

覚悟はしていたものの、
(こんなに泣く??泣くんだ・・・・泣くのか・・・・そっか・・)

 

迎えに行くと教室のドア(半分下がシルバーで半分上がガラス)
背伸びしてやっと少しお顔が見えるガラスに泣いてるお目目がーーー
そして、必ずハンカチを口にくわえてねじねじってしている。
そう!くやし~~~のポーズ

(なんて・・可哀想・・・だけどだけど・・・なんて面白いの~!!( ̄m ̄〃)ぷぷっ!)

 

娘ちゃんの幼稚園は曜日ごとにハンカチタオルの色が変わります。
月曜日⇒ピンク、火曜日⇒黄色、水曜日⇒青、木曜日⇒ピンク、金曜日⇒黄色

毎日、毎日くわえてねじねじされているハンカチさんもすぐにボロボロに・・・・・

一番可哀想なのは、ピンクさん。なぜでしょうか??

 

そう!!恐怖の月曜日だからです。
ピンクさんは他の色のハンカチよりも強烈なねじりと引っ張りが入るからでした。
何度買い替えたことか・・・・(ありがとうピンクさん。)

 

一時間登園も しばら~く続き、登園してはすぐ帰り、園庭でも遊ばない。

お友達も出来ず・・・。(もちろん、運動会、お遊戯会はメソメソですよ~)

家に帰ると、とっても元気。お話もたくさんしてくれる。

 

それでも、朝はメソメソ・・・

 

どうしてそんなにメソメソ泣くの?
何が怖くて、何が不安なんだろう???

彼女の中に何がはびこっているんだろう??

 

 

そんな時、娘ちゃんがぽろっと

 

「お歌を歌う時のみんなのお顔が怖い」

(は?元気に大きな声でうたってるんじゃないの??)

 

「ピアノの周りにお座りするのが怖い」

(え??先生の周りでピアノに合わせてお歌うたうんじゃないの??)

 

「みんなが○○魔女○○○ちゃんのお洋服着てるのも怖い」

(確かに、朝送っていくと男の子は○○レンジャー、女の子は○○○ちゃんの衣装を先生方がビニールで作ってくれていてそれを着ている子が多いけど、怖いんだ。それはなんとなく分かる気もするが・・)

 

「それと・・・・」(まだあるんかい~~)

 

「フルーツバスケット。あれが怖い。」
(フルーツバスケット???怖いって なんじゃ?)

「うんうん。どんなところが??」(興味あるわ~~)

 

「あのね、私ちゃんが果物にならなきゃならないの怖いよ」(ほ~。)

 

「それでね、みんなでね、椅子を取り合うの。わーーー!!って。すごい怖い」

 (わーーってなるね。ゲームだもんね。それ・・怖い?)

「そうなんだね・・怖いんだね」

 

「負けるとね、真ん中に立つんだよ!!そしてね、フルーツバスケット!って言わなきゃならないの。私ちゃんね、怖くてね・・泣いちゃうの」

 

もう、そこまで聞いただけで娘の中の怖さが伝わり・・母さん大号泣です。

(あーーーんもう。この娘の中の大きな恐怖!どうしたらいい・・???)

 

その頃には、年長さんになっていた娘ちゃん。
年長になって担任してくれていた先生にご相談させていただきました。

 

「先生。うちの娘、メソメソメソメソ泣いてばっかりですよね?
友達もできないし、幼稚園は怖いらしいし。
どうなんでしょう?宇宙人だからですかね?」

 

その時の先生の言葉・・・・母は生涯忘れられません。

 

「お母さん、娘ちゃんはね~泣いてる。確かにいっつも泣いてる。

でもね、この娘はキチンと色んな事をを見ているよ。そしてね、判断しているの。

それでね、この娘は精神年齢が高い。今・・・そうねぇ・・・小学五年生くらいかな~~。

 

娘ちゃん、辛かったと思うよ。

小学五年生が幼稚園の子供と一緒に楽しめると思う??
みんなが楽しそうにはしゃいでる意味が分からないでしょ??

それって怖いよね。

 

この娘にしてみれば、周りの子が宇宙人なの。

 

それを分かってあげよう、長い目で見てあげよう。

 

私はね、娘ちゃんを頼りにしてるの。
この娘はきっと冷静に物事を判断している、
それがいつかきっと、役に立つ時が来るよ。

そして、何よりこの娘は面白いよ!!」

 

その話を聞いた時、
母の目から大きな大きな鱗がボロンと、
そして胸に暖かい光がほわーーっと差し込みました。

 

あーー。
今まで「怖い。怖い。」と言っていたのは、
なぜそれが楽しいのか、それの意味が分からない。
それをする自分自身に不安がある。ってことなんだ!!

 

ピアノの周りに座るのも なぜなのか意味が分からない。

みんなが元気に大きな声で歌うのも
何が楽しいのか意味が分からない。

○○魔女ちゃんも、フルーツバスケットも、、、、。

 

「いやだ」と言えない。そのストレスが涙になっていたんだ。

泣くことで自分の気持ちを吐き出していたんだ・・・・。

 

この娘はこの娘なりにサインを出していた!!

この娘の涙は大事にしよう。
この娘の弱さだと思っていたものは、
もしかしたら素敵な宝物なのかもしれない!!

 

泣き虫バンザイ!!個性的ヤッホー―!!

もう、母も無理に周りに合わせなくていいのね!
(母もかなり個性的なもので・・・ね)

 

怯えた母娘は卒業~~~。よっしゃー!

 

それからは、娘の涙も受け止める。
母も楽しく送り迎え。園庭でも遊べるように!!

 

先生のサポートもあり、
娘ちゃんも ちょっとずつ打ち解け始めました。

(この先生のサポートがすごかった、娘ちゃんの自信がどんどんついてくる、さすがです。)

 

もともと、面白い話が大好きでユニークな娘なので
今日あった面白い事を話してくれるようにまで!!
(たまに、メソメソでしたけど・・・・幼稚園好きじゃなかったけど・・・。)

 

良い思い出とともに卒園出来ました。
ありがとう先生。ありがとう幼稚園。

 

感謝の意を込めて卒園式のお別れ会の時に
「ハハレンジャー」という寸劇と、先生のお面をつけて、
ぷちミュージカルを楽しくご披露した母なのでした。

 

この後、怒涛の小学校時代、中学校時代を過ごすのですが・・
それはまた別の話で。

 

前回のコラム:娘ちゃんは宇宙人?

 

 

writer : やすまり(安 真理)

・心と身体をほぐす ほぐし処 楽や セラピスト

・お母さんの手を 癒せる[て]に変える【おててのて】

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