「どう思う?私、できると思う?」と母は宇宙に聞いてみた

2020年7月よりHSCちゃんを育てる専門家でありHSP母のコラムを
15名のメンバーで日替わりでアップさせていただきます。

さまざまな立場からの、さまざまな年齢のHSCちゃんの子育て現場レポをどうぞ。

 


短かった夏休み。HSP・HSCを理解し、ずいぶんと生きやすくなった私は、子どもたちを連れていつもと違う、より一層充実した夏休みを過ごしました。子どもたち全員の休みが合うお盆休みには、子どもと一緒にどこかに行って楽しみたいという思いがあります。夫が休みにならないお盆は、私ひとりで子連れで遠出をすることは、高速運転できない。知らない土地には不安がある。途中から抱っこになってしまう子どもを連れていくのは大変。アウトドアもほぼしたことがない。不安と心配が止まらない。やったことない。できない。

ないない尽くしで子どもたちに非日常の体験をさせたいと思ってもなかなか一歩が踏み出せませんでした。

昨年まで、がんばって電車で都内の水族館に行くことはできましたが、
子どもたちから私が子どもたちから引き出したい、喜びの反応はなく、いつも無力感を感じていました。

そして、帰宅後の疲労感を考えると行かない方が子どものためにも自分のためにも・・・

と、考えが頭をよぎり、また尻が重くなる・・・の繰り返しでした。

 

今年は、子どもたちが学校生活でも運動会なし、マスク着用、お友達とソーシャルディスタンス以外で遊ぶこともできない、楽しみが奪われてしまった学校生活を送っているというこの新聞記事をみて発信してくださいました。所属しているコミュニティーのスタッフで結婚して洞爺湖に移住した若い男性でした。


西日本新聞「子どもタイムズ」2020年6月25日

 

「洞爺湖でキャンプをしたら、子どもたち、来させたいですか?」
私はじっくり考えて、いつも素敵な自然いっぱいの五感を感じる投稿をしてくださっている方からの発信に、「私自身が五感を感じる体験をしたい。」「ずっと家に籠って生活している子どもたちにも五感を感じる体験をさせたいと思っている。」と、お伝えしました。いつもは外出したがらない、子どもたちも希望して、他にも手を挙げた親子がいて、開催してくださることが決定しました。

当日までは、事前準備が必要で、2週間くらいは準備のことを考えて過ごしました。コロナの心配もありました。でも、本能的には、子どもたちを連れて行く。夫がどんなに繁忙でいけなくても、私は行くのだという意志だけは固くありました。「いま、この体験をしなくちゃ!させなくちゃ!」そう腹が据わっていたような気がします。

 

3泊4日のこの間は、雨予報。雨の準備もしました。事前に宅急便で荷物やテント、寝袋、長靴を送り、当日も大きな山リュクサックを各自背負って出かけました。
高速を運転できない私は、下道で行けることも確認し、運転したことがある軽の自動車を空港で借りました。知らない場所で、慣れない車で、もう本当にこれだけでいっぱいいっぱいでした。車が古くて、ブオーンブオーン言いながら、山道、とてもゆっくりだったので、後ろからたくさんの車に抜いてもらいました。

到着すれば仲間がいる・・・誰かが助けてくれるはず!そう信じて、体験したい思いとこんな風にこの時期に考えてくださり実行してくださる方がいらっしゃることに愛を感じ、その思いを大切に行きました。


洞爺湖BlueVillageからの景色

 

到着した晩にみたのは、今までみたことがないような満点の星。子どもたちが思い切り緑の中を駆けずり回る姿。小屋の外で絵を描く姿。ハンモックに寝転ぶ姿。そして湖。湧き水と葉っぱで皿を洗う体験。

 

ホテルの温泉まで、夜道は怖かったので、助けを求め、運転してもらう。もしくは、地図がわかる人に助手席に乗ってもらう。皆で知恵を出し合って、料理する。大人もやりたいことをやる。子どももやりたいことをやる。

 

そんな体験ができました。

 

いつも「なにやったらいい?」と聞いてくる子どもたちも、このキャンプ中は1回もそう言ってくることはなく、各々にやりたいことをして過ごすことができました。

 

帰りの飛行機に乗り、空港に着くと、夫が迎えにきてくれました。

 

レンタカーで山道を走り、時間通りに空港までいけたこと。

雨にうたれながら料理を作った体験。

テントや小屋に寝た体験。

大人も子どもも思いっきり遊んだ体験。

同じコミュニティーの方とリアルで会えた体験。

自分の話を分かち合えた体験。

 

私自身は緊張から解かれることはなかったけれど、でも、皆の助けを借りてできた!というこの体験がつながりを感じる、本当にかけがえのない経験となりました。


洞爺湖湖畔

 

子ども同士も、「お姉さんが大丈夫?って声をかけてくれたから、転んでくじけそうだったけど、立ち直れた。」と言ってくれる子がいたり、「あの人優しくて神!」と我が家の長女のことを言ってくれたり。子どもたちも、誰かを助け、助けられ、存在していることに、なんだか感慨深くもなりました。

 

元気に大人を追いかける子どもたち。子どもの争いに親身に丁寧にかかわる大人。本気で枝で火をおこそうとする大人の姿。そんなことを本気でする大人がいることに、「あーしあわせだ!」と思いました。そして、周りには優しく助けてくださる大人がいる。

 

できることはなくても、やってみることはできる。やってみる前に心配になったら「どう思う?私、できると思う?」と宇宙に聞いてみる。「できるでしょ!大丈夫だよ。」覚悟が決まっているときには宇宙は、後押ししてくれる。

 

そして、親子の関係もまた、魂が学び合う関係であるみたいです。私の場合は、長女が、私のパートナーと感じていて、本当に彼女の存在に助けられました。

行き帰りの車は助手席に彼女がいなかったら、安心して運転できなかったかもしれません。

 

帰宅後10日くらいしてようやく、現実に戻って来た私は、

私は私のやることをやる。

子どもたちはそれぞれ、自分がやることをやる。

が、できるようになってきました。

 

そして、長女は、あー言えばこう言う、反抗期。

長男は、常に心配を口にしている。けど、やりたいことはやっている。

次女は、放っておいても塗り絵をしたり、切り絵をしたり、Youtubeみたり、やりたいことをみつけてやるようになりました。いつもつまんないを連発していたのに。そして、「なんか買って!」と言うことが減りました。

 

これまで母の顔色を見て、おりこうちゃんだった我が子たち。

今も私のダウンタイムの必要性は理解してくれていますが、それぞれに安心できる場(自宅)での、自己表現は始まったようです。

 

この変化にとても嬉しく感じています。

 

今まで私は、申し訳ないお母さんだと思っていました。こんなお母さんだから、この子たちはこんなにいい子なのだ・・・そう思ってずっと自らを責め、子どもがやりたいことができるように、自己表現できるように。そう子育てしてきました。

母の私が自分が本心からやりたいこと、体験したいことを選択し、実行したら、子どもたちは勝手に自己表現をはじめました。

 

子育てについて、いろいろ考えているけれど、何も変わらないそう感じる方がいらしたら、是非、自分がピンときたことを、(子どものためにまたは自分のために)本心からやりたいことを、自分に体験させてあげることは、とっても、大切かもしれません。体験からしか得られないことがあると思います。

 

よくよく考えてみれば、子どもにとって、申し訳ないお母さんなんて、どこにもいませんよね!!

 

そして、今現在お子さんがおうちでかんしゃくやぐずりがすごく大変という親御さんは、どうぞ、その子の安心基地になっているから、お子さんがそういった反応をしている。そのことを誇りに思ってください。

 

そしてしんどいなと思うときは、自分の中にある本心に気付き、つながりをつくってみてください。必ずひとりではないはずです。どこかにつながりがあるはずです。

今すぐにつながりたいときは、リセット®のエクササイズのひとつ、呼吸法で、つながれるそうです。深くご自身のペースで息を吸い、顎を緩め、口を細くして息をゆっくり吐く。この方法でも、外で起きている事象から自分自身に意識を戻し、身体とつながることで、お子さんや身近な人や出来事とつながり、つながりを感じることができますよ。

 

リセット®はHSP未来ラボでご一緒させていただいている、北川真由美さんに教えていただきました。https://www.facebook.com/profile.php?id=100039900021780

 

そして夏休みが終わりますが、今回の登校1日目は、今までのように「緊張」からではなく、「ただある一日」として、私自身、迎えようとしていることに、驚いています。

 

 

 

 

writer: 大西愛(13歳女子、9歳男子、7歳女子の母)

・病児保育士
・HSC/HSPメッセンジャー
・~親が楽になれば、子も楽になる~ https://note.com/a_haiji