HSC洞察系の息子とゲーム 最終回 ゲームで得たものは何だった?〜の巻

2020年7月よりHSCちゃんを育てる専門家でありHSP母のコラムを
15名のメンバーで日替わりでアップさせていただきます。

さまざまな立場からの、さまざまな年齢のHSCちゃんの子育て現場レポをどうぞ。


小学4年生、洞察系のHSC息子とゲームについてのシリーズ連載、最終回です。

 

第1回目「こんな楽しみ方があったのか!」
https://kanseikids.com/column/200705/

第2回目「ゲームへの憧れをつのらせるの巻」
https://kanseikids.com/column/200715/

第3回目「ついにやってきた宝物!!の巻」
https://kanseikids.com/column/200727/

第4回目「待望のマインクラフトへの没頭!の巻」
https://kanseikids.com/column/200814/

第5回目「建造物の魅力にはまりまくり!〜の巻」
https://kanseikids.com/column/200828/

 

今日は最終回。

この数ヶ月、「息子がゲームで得たものは何だったのだろう?」というお話です。

 

初めは夫が買った昔懐かし初代ファミコンゲームや格闘ゲームから、動画で見てファンになった「にゃんこ大戦争」、そして今大好きなマインクラフト。

 

それぞれに特徴のあるゲームを楽しんできた息子。

その姿を見ていて、「彼のどんなところに火がついたのか?意外なところはどこだったか?」など、私が気づいたことは、以下でした。

 

 

・戦略性に長けてきた

 これはカードゲームなどでもありがちだと思いますが、どのタイミングでどんなキャラクターを選択し、どんな攻撃をするかなどの戦略を練ることがうまくなってきました。

相手のデータを知り、それに対する自分のキャラクターの選択、出動させるタイミングなどは「にゃんこ大戦争」で培ったもの。

それは予測し、自分の行動を選択するという力にもなっているようです。

 

・思考能力と、実現化するスピードが上がった

 もともと、レゴブロックなどの遊びが大好きな息子。

(詳しくは、第4回目をお読みください。https://kanseikids.com/column/200814/

 

もともと、完成形を頭に描いて、それを作るべく手が動いていた彼ですが、たくさんのレゴの中から、希望のパーツを探すのは結構骨が折れるもの。

その点、マイクラでは自分が使いたいものを手に入れることがやりやすいらしく(クリエティブモードならの話だそうです)使いたい材料を瞬時に探し出して、組み立てていくという、「頭の中の設計図から現実化までの時間」が格段に短くなりました。

 

やり直しもやりやすいことから、トライしやすいというのもあるようです。

(ただ、画面が固まる、遅くなる、迷子になって自分が作ったものを見つけられない‥というトラブルにはめっぽう弱く、時々奈落の底に沈んで泣き叫ぶこともありましたが)

手応えを感じられることが多くなり、作品を褒められることでも、本人の自信に繋がったようです。

 

・仕組みづくりに興味を持ち出した

マイクラには「レッドストーン回路」というものがあり、これをうまく使うと、自動でいろんなことができるものを作ることができます。

例えば、ガチャガチャや、夜になったら鐘がなる灯台、自動ドアや、ずっと飛び続ける飛行機など‥

また、「コマンド」という命令文を使うと、さらに詳細な設定をすることも可能です。

そのあたり、プログラミングに通ずるものがあります。

 

息子は動画や本を見て「これをやってみたい!」という気持ちから、いろんなものを作っていました。

洞察系HSCである息子にとって「仕組みを知る」ことはすご〜く興味深いことのよう。

この「欲」が満たされていくことは、見ていてすごく伝わってきました。

 

ちなみに、マイクラには「元素」のブロックがあり、これらを組み合わせると化合物を作ることもできます。

あの水兵リーベ、です!(年代でわからない方もいらっしゃるかも?)

理科的な思考も育てられるなあと感じました。

 

 

・ローマ字が打てるようになった

 息子が学校に行かなくなる直前くらいから、小学校ではローマ字の学習が始まっていました。

しかし、息子はあまりその勉強には興味を示さず‥むしろ、「いやだ」と避けていました。

しかし、ここに一つ立ちはだかる、壁。

マイクラなどで知りたいことを検索するのに、我が家ではパソコンかタブレットを渡していたのですが、どちらも入力はローマ字打ちです。

そっと、ローマ字の表を置いていたこともありましたが、本人は拒否。

時々、私が打って見せたり(でもあんまり見ません)していました‥そんなある日。

 

息子が急にローマ字で書いたものを見せてきたり、「それってこういうの?」と日本語をローマ字で言ったりしだしたのです!

「え、どうしたん?フリースクールで教えてもらったん?」

「いや、別に。だって検索するのにローマ字だから、覚えちゃったよ〜」

と、さらっと言う息子‥。

 

今では苦労なく打てているようです。

これこそ「自分の熱量に従ってやる、自主学習だ!」と私の胸は震えました!(息子は飄々としてますが)

 

 

・動画の選び方に変化が‥

主にゲーム実況や、一人のユーチューバーさんが作る創作系のお話が好きでよく見ていた息子でしたが、最近は複数の人達が絡む動画を気に入っています。

これは、夏休みに参加した、オンラインマイクラ大会が影響しているのかな、と見ています。

 

友人であり、フリースクールSeedLingPrism校長である、上掛貴世子さんからお誘いを受けて、オンラインで鬼ごっこをしたり、遊んだりという楽しい時間を過ごさせてもらいました。

今まで、ゲームは一人でやるか、二人かが多かった息子。

フリースクールでは、スマッシュブラザーズ大会などもしていたようですが、このオンラインで繋がる体験は、彼にとって新鮮だったようです。

それ以来、複数の人と楽しくゲームをしている、という動画を見ることが多くなりました。これは息子にとってはかなり大きな変化だったと感じています。

 

 

ゲームを通して、自分の好きを追求し、そのために必要なスキルを自然と獲得し、完成したものから、自分への自信をつけたこと。

そして関わる人間関係に変化の兆しが現れていること。

 

もし、私がゲームに対してマイナスの印象から息子に接していたら、起きなかった変化かもしれません。

 

大人から見て「無駄だなあ」と思うこと、「こんなのに夢中になって、どうするつもりなんだろう」と思うこと‥これはゲームだけではないと思うのですが、子どもがそれに「ハマる」ことで得ているものは、見えること見えないこと合わせて膨大な量になっていると思うのです。

 

その膨大なことは、必ずその先の人生に、豊かな彩りを与えてくれます。

本人のみならず、その子と関わる人や環境にも、影響を与えていくものだと私は感じています。

 

心に火を灯すこと、その火種はあらゆるところにあるのかもしれません。

大人が見つけられないことの中にこそ、あるのかもしれませんね!

そんな視点でこれからも、関わっていきたいと思っています。

 

 

※文中でご紹介しました、フリースクールSeedLingPrismでは「オンラインマイクラ部」を発足する予定にされているそうです!

詳しくはこちらのブログをご覧くださいね。

https://ameblo.jp/piyopimo/entry-12622807744.html

 

 

◆これまでのコラム

第1回目「こんな楽しみ方があったのか!
第2回目「ゲームへの憧れをつのらせるの巻」
第3回目「ついにやってきた宝物!!の巻」
第4回目「待望のマインクラフトへの没頭!の巻」
第5回目「HSC洞察系の息子とゲーム その5 建造物の魅力にはまりまくり!〜の巻」

 

 

writer: はしもとみわ(9歳男子(小4)の母)

・MIERUKAアーティスト 

・「自分を変えるより、自分に還る」をテーマに、
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