コラムColumn

HSCの母のつぶやき

アーロン博士のドキュメンタリー映画を見に行きました!

2020年7月3日

こんにちは。

学校も再開し、ほっとする反面、「新しい日常」に直面し、
新たな悩みや疲れが出てきた方もいるのではないでしょうか。

私も今年小学校に入学したHSCの長男は今のところ楽しく学校に行っていますが、
頑張りすぎているようにも感じ、そのうち反動が来るのではないかとドキドキしています。

親が不安な気持ちでいたり疲れていると、
HSCちゃんはその様子をすぐに見抜き感じ取るので、
不安な気持ちを出さないように・・・と頑張ってしまうことありませんか?

そうすると親もさらに疲れてしまいますよね。本当におつかれさまです!

もう皆さん全員と熱いハグを交わしたい気分です(^^)

そんなときはひとりの時間を持って日常と離れてみるのもいいかもしれません。

 

ということで、私もひとり時間を満喫したいと思い、以前から興味があった、
先日6/19(金)に実施されました皆川公美子さん主催の
アーロン博士とアメリカの制作チームによるドキュメンタリー映画の上映会
【Sensitive ~ untold story】に参加してきました!

自身もHSPであり、HSCを持つ母としての感想をシェアしたいと思います!

ちなみに前回までの開催の様子はこちら↓

・「HSPをどうやって伝えたらいい?」HSP認知の1.5期かw?〜HSP映画上映会開催
・【満席】11/18 アーロン博士HSP映画[Sensitive〜untold story]上映
・「ハイウェイをユニークな出口から降りろ」〜アーロン博士のHSP映画より

 

まず、見終わったときの感想は・・・・

「盛りだくさんの内容で疲れた・・けど見てよかった!」

です。

何が疲れたかというと、まずは情報量の多さ。

 

具体的な内容は

・グラミーアーティスト アラニス・モリセットさんのHSPとしてのコメント

・アーロン博士のお話&博士によるインタビュー

・脳科学者の見解

・HSPで社会で活躍する人のお話

・心理学のプロや研究者のお話

・ある一般家庭に起こったHSCの子どもをめぐる葛藤

という構成です。

 

科学的な見解も入っているので理屈っぽい私も納得!でしたが、
私の頭では理解するのに時間がかかりました。

さらに英語(日本語字幕付き)ですので、
自分の感情が揺り動く中で文字を追って理解する、
というのがHSPとしてはなかなかハードではありました。

正直もう一回巻き戻して!と思う箇所もありましたが、
それだけ充実した内容だったと思います。

 

ああ、こうやって書いているだけでももう一度観たい(*^_^*)

 

そして現在HSCを育てている親として私が一番心に残ったメッセージは

「HSCを育てている親はオーケストラの指揮者である」

です。

 

HSP(HSC)は いい環境も悪い環境にも影響を受けやすい。
親は子どもの個性を見極め、その子にとって何がいい環境なのかを考え、
その子の良さや可能性を引き出してあげる役割だということ。

 

ちょっと荷が重いところもあるけれど、それだけやりがいがある
って考えるとちょっと楽しみでもあります。

 

そして育てる上で大切なポイントは

 

「全ての感情を尊重すること」

「休息を取ること」

 

とのこと。

全ての感情を尊重する・・・

うーん、そうしてあげたいけど、なかなか難しいかも・・・

 

だけど結局
そのときの子どもの感情を受け入れてあげることが
回復への近道だったりしますよね。

皆さんも実体験ありませんか?私はあります。
そして「もっと早く受け入れてあげていれば・・・」
と自己嫌悪に陥ることもしばしば。日々反省の毎日です。

正直面倒くさくてイラっとすることも多いし、いつもできるわけではないけれど

「HSCを育てている親はオーケストラの指揮者である」

「子どもの全ての感情を尊重する」

 

ことをこれからの子育てに心に留めておきたいと思います。

 

もうひとつ、疲れたと思った理由が「自分の感情が大きく揺れ動いた」ことです。

映画の中ではHSCと思われる男の子とそのお父さんに焦点を当てた場面がありました。
このあたりから私は涙が止まらず、気を許すと声がでそうなくらい泣いていました・・・

我が家のHSCも男子ですので、
これから生きていく上で大変なことが多いだろうなと日々思うところがあります。
ジェンダーフリーの世の中になってきたとはいえ、
まだまだ「男らしく」「強く」あることを求められる場面が多いですし、
これまで本当の気持ちを隠して生きていかなくてはならなかった方も多いのではないかと思います。

自分や家族も、もっと楽しく生きていきたい!
そのために一人ひとりが個性を発揮できる社会になるよう
少しずつながら活動していきたい!と改めて感じました。

そして夫も実はHSPではないか、
私の兄もHSPではないかと思い当たるところがあり、
それまでの人生で辛かったであろう体験を想像してしまい、
さらには長男のこと、自分の想い、家族のことが重なってもう涙腺崩壊・・・。

恥ずかしかったけど、皆さん画面に釘付けでしたし、
ハンカチで涙を拭っている方もチラホラいて少し安心しました(^_^;)。

 

 

自分の共感性の高さや
そんなときにも周りが気になってしまうHSPである私も再確認できました(*^_^*)

 

感情が動かされ、疲れましたが、
同時にカタルシス効果ですっきりした自分もいました。

特にこのコロナ禍で、生きていくのに必死で泣くこと(泣く暇?)もなかったですので、
ひとりの時間で涙を流し、心のリフレッシュができたと思います。

 

私が参加した回は、男性の方もいらっしゃり、
最後の質疑応答では生きづらさについてコメントされていたりしました。
公美子さんもご自身の弟さんのことについてこちらのブログで書かれています↓
HSP男性の琴線〜アーロン博士のドキュメンタリー映画4ヶ月ぶりの上映会を開催

 

次回は8月10日(月・祝)に上映されます。
東京で開催ですので地域が限られますが、
お休みですし、大きなお子さんをお持ちの方はお子さんと一緒に観たり、
小さなお子さんをお持ちの方はご家族にお子さんを預けて、
ひとり時間を楽しんでもいいかもしれません。

最寄り駅は渋谷駅や表参道ですので、行きや帰りにおしゃれスポットに立ち寄っても楽しい!

(私はあまり時間がなかったので高級食パンを買って帰りました♪)

 

上映会の詳細はこちらです↓

【定員半分にて募集】8/10月祝 13時30分~アーロン博士のHSPドキュメンタリー映画

コロナ対策で定員を半分にし、
そのほか対策をいろいろ講じてくださっています。

私もまた観たいなあ~

8月は難しいけど、今度は夫と一緒に観てもいいかもな~と画策中です。

 

HSCちゃんを育てるのは大変なことも多いけれど、その分楽しみも多いはず。

自分が楽になるために情報を得ることも大事かなと思いますし、
これからいろいろな経験や知識をともにわかちあい、
一緒に「HSCちゃん育て」を楽しみたいと思っています!

 

writer: 鳥井純子(7歳男子、5歳男子の母)

・キャリアカウンセラー
・コーチ・メンター
・HSC/HSPメッセンジャー

 

 

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