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インタビュー/世界は広いな大きいな

HSC・21歳! 板垣はなみさんインタビュー②〜物事の視点はこうやって学んだ

2019年2月15日

板垣はなみさん
インタビュー①〜わたしの生い立ち はこちらです


<自分との向き合い方>

皆川:アメリカでのアートの勉強は、
楽しいですか?

はなみさん:行った時に、こんなにフリーな世界があるのか!求めていた教育の仕方があるんだ!
とすごく安心しました。
世界で自分を認めてくれる人がいるんだって言う。

掲示板の作品ははなみさんのもの。

日本の大人に認められなかったから。

まあ母国がこういう風になっている
って言うのはちょっと悲しいんですけど。

皆川:今、学校に合わない子達の叫びが
すごくてね、
お母さんたちは
可能性に対して開いている人多いんだけど、
周りのおじいちゃんおばあちゃんだとか
お父さんとかが「お前の教育が悪い」
的なこと言うというパターンもよくあるの 。

はなみさん:私のお父さんの両親は
やっぱりそうですね。
私がアメリカに行くことに対しても、
妹が今ニュージーランドに留学してて、
それも最初は全然賛成しなかったです。

危ないっていうのもあるし、
日本人じゃなくなっちゃうって言う考えで。

皆川:日本人じゃなくなっちゃう?
えー新しいそれ!(笑)

はなみさん: 妹は特に高校生から入ったんですが、
あっちの文化に染まっちゃうんじゃないかって。

私が向こうに行った途端に
「タトゥーなんか入れるなよ」
っていう電話とかしてきちゃうような
堅い祖父母なの。
でも私にとってはいい例(サンプル)です。
あの人達に認められれば
日本人に伝えるということが
できるかもしれないと 思ってます。

 

©Hanami Itagaki

 

はなさみさん:わたし、不登校って
全然いいことだと思うんですけど。

皆川:ね、それだけ感性が
はっきりしているって事ですもんね。

はなみさん:私の妹が小学2年生のとき
まるまるいってなかったです。

皆川:でもママはへっちゃらでしょう?

はなみさん: ママは全然へっちゃらですね。
でもその間おじいちゃんおばあちゃんが
お前のその教育はどうなんだって。
義務教育を排除してるっていうのを
すごい言われてました。
でもおじいちゃんたちは
その価値でずっと生きてきたので
いくら愛されてても 孫の口から言っても
(新しい)概念がすっと入っていくものではないから。

皆川:そうだよね。 私の世代も
学校行かないなんて選択肢、
考えつかなかったから。
上の世代にはもっとそうですよね。

はなみさん:楽しむっていうことができたら
一番なんですけどね。

自分がかき消されないようにすること
って頑張らないといけないじゃないですか。
ユニークさを保つために。
相当エネルギーがいる。

高校の最後ぐらいかな。
みんなが大学受験している時に
私受験して受かったら辞退という方法で
学業をしていた証明しようかな
と思ってたんですけど、
結局それは時間の無駄だと思って笑。
そこに私の若い時間とお金と
エネルギーを費やせなかったです。

だからもうちょっと意味のあることに
と思って 講座とかセミナーに
行かせてもらってたんですよ。
お父さんがええよって言ってくれて。
月に大阪まで何回も出て
レクチャーを受けて
みたいなことしました。
ビジネスのことや、自己啓発のこと。

皆川: 物事の視点を学ぶのは面白かったですか?

はなみさん:7つの習慣っていう本が
めっちゃ面白くって。
スティーブン R コヴィーの。
あれを一番最初に読んだ時に「ん?!」って。


完訳 7つの習慣 人格主義の回復

なんでそんな考え方をして生きてる人がおるんやと思って、あ〜あり方なんだ!って。

自分がどれだけ主観的にしか生きてなかったかっていうことを学んだ。

淡路島の本屋さんにはなかったから、
すっごい刺激的だった。
小説とかはあまり興味ないんですけどね。
本て、
なんとたくさんのアイディアを伝えるツール!
とめちゃめちゃ没頭して読むようになりました 。
読んでいくとみんな同じ事を、
違う言い方で伝えている
っていうのが分かったんです。

皆川:えーめっちゃ早い!
もう気が付いちゃった?!(笑)

はなみさん:(笑)アイデアノートを
ずっととってました。
学んでいて、あっと思ったこととか
セオリーとかをメモする。
その時はインプットの仕方しかわからなかったので
徐々にアウトプットをするやり方を学びました。

お父さんがめっちゃめちゃ本を持ってるんですけれども、本の上に書いちゃうんですよ 。

私はインプットすることしか知らなかったので
何を書くの?って聞いたら
文章を読んだ時に思うことがあるから って。

へ~と思って
アウトプットってできるんだと思って 。
お父さんはそれが私に影響した
とか思ってないだろうけど 。

私はそれに感化されて
「出す」っていうやり方を学びました。
学校が教えてくれないから。

あとそれを読むにつれて
自分のことを知らないな
って気づいたんですよね。
本当に自分のことを知らない。
何が好きかすら、
無意識を意識に上らせることができない。

皆川:あ〜人類の奥義をもう、気づいちゃった!(驚)

はなみさん:日本って囲まれてる社会なので、
安全は安全だけど
自分の事が見つけにくい社会 だな
って思います。

皆川:そうか、社会の要素としてそういうのがあるかもしれませんね…

はなみさん:そうですね何がいいこととされるか。

誰が賢いとされて
価値として認められるとか
っていうことをすごく考えます。

若者はみんな真面目でいい子なんで
(いいとされる人のやり方に沿って)
何かを作っていこうとしてますよね。
私もそうだった。

でも、このままじゃ
自分のこと知らずに終わるわと思って。
じゃあ知る勉強をしないとと思って。

学校が終わった後
スタバに行って何個も何個も
ノートに書き留めをやってました。
これが効果的だなあと思ったのはね、

①雑誌とか、「ここが好きなんよ」
という部分を 目のメイクだけでもいい、
服のこの部分だけとか
でも、なんでかわからないけど好き
っていう部分をかき集めて
コルクボードに一つに集めて
ビジュアル化してみる 、とか。

②なりたい人リストを作る。
めちゃめちゃ細かいなりたい人リストを作る。
100個くらい笑

英語をしゃべる人としてはこうしたい
とか
デザイナーとしてはこうしたい
とか
女の人としてはこうありたい
とか
パートナーとしてはこうしたい
とか、 分けて書きました。

18くらいのときだったかな。

③あとは、でっかい紙を用意して
それを埋め尽くすまで自己紹介を書く。
自分のことについて知っていることを
全て洗い出してみる。
一回書いてみると「そうやったんや」
みたいなことが出てくるのが面白くて。

私は真ん中に名前を書いて
でっかい紙をどれだけ埋め尽くせるか
っていうのをやりました。

皆川:思いがけない事が出てきますよね。
自分、こんなふうに思ってたんだみたいなこと(笑)
潜在意識から頭にポコって出てくるようなことが。

はなみさん:そうそう。

その三つのやり方をやって
やっと自分のことが分かってきたって言う。

何を私はしたいのかっていうこと。
人生のスタイルが分かってきた時に
アンソニー・ロビンスのオフィシャルコーチ
みたいな方からアイデアノート面白いから
コラボしないかって言われて。

じゃあこの自分を知るっていうコンセプトを
どうやって一つにまとめようかなと思った時に
”自分デザイン”っていう言葉が
一番ぴったりだなと思ったんです。

時間もいる場所も
この食べてる物とかも
発してる言葉も
どの野菜を取るかとか
自分の栄養素すらも
すべてデザインできる

っていうコンセプトなんです。

デザインってアート用語
って言われるけれども
チョイスがあって一つ選ぶ
っていうことを意識的にすることは
もうデザインであるから。
自分をデザインしましょう
っていうコンセプトにして、
そうしたら入りやすいかなと思って。

決断、とかいうより。

でどうしてもアートやビジネスの世界のまん中であるグラフィックデザイナー という立ち位置にいるのが夢だったので そこをつなげたいっていうのもあります。

コンセプトを作って
ある程度自分をデザインし終わった後、
じゃあそれを使って社会にどう貢献するか
って言う のまでをデザインする
っていうことを考えていました。
それが高校卒業するくらいのときかな。

 

普通の子より早熟な思考を持っているのは、
ある程度のことは
お母さんが教えてくれたのが
スキップだったと思うんですよね。

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©Hanami Itagaki

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©Hanami Itagaki

 

<後記>
自分を知るワーク、おもしろかったですよね?
7つの習慣はとっても有名な本ですが、
結構難解さもあるので
これを高校生のときに読んでとりいれるのはすごいな、
下地がないとできないなと感じました。
でも今からでも遅くない、
わたしたちもやりましょ!

明日は第3話。
子ども世代の新感覚についてお伝えします。
すごい、衝撃です。
「新人類」なんて化石な言葉
使ってる場合じゃないって思いました(笑)

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