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【登壇報告】埼葛南部学校保健会 養護教諭部会

2024年12月12日

感性キッズ代表 の皆川が、埼玉県の埼葛南部学校保健会 養護教諭部会に登壇させていただきました。

 
 
第一部でHSCという神経特性
第二部でポリヴェーガル理論の基礎をご紹介しながら支援のあり方の提案などをお話ししました。

養護の先生方の会はいつもとっても楽しみです。

子どもたちひとりひとりと直に接しておられるので、質問もとても具体的だし真摯な対話が生まれるから。

これまでにいくつかの養護の先生方の研修に登壇させていただきましたけれど、

複雑な事情を抱えるご家庭のお子さんを支えているのが、養護の先生だったりして、ご自身のLINEを教えて対話を途切れさせないようにしている先生も何人もいました。

今回は「発達グレー」について、会が終わってからも話が続きました。

発達特性があるかもしれない子の親に安易に「診断受けてきて」ということの是非はいかに、って話です。

診断は、「適正な支援」ということにつながるからぜひ受けるべきだって派と
その時点で「障害」と名前がつけられることに子どもが大きく自己肯定感を失うって話の両方があり、
なんとも言えないのですけれど、
 
少なくとも私が知っているHSCの子たちは「自分は何かが足りないのだな」と深く受け取って
その後の人生の選択にも影響がでるので ちょっと行ってきて、という話ではないかもしれない。
親御さんにも診断を受けて楽になりたいという方と
診断は受けたくない、という両方がいらして
どちらも尊重されるべき考えだと思うのですが
それが心のなかで決まるまでには深く長い葛藤があると思います。
そんな話をしていたら
ある養護の先生が
「そうか〜そうなんですね。
保護者の方の葛藤はわたしたちはあまりわかってなかったと思いますね。白か黒か決めて解決策を!という教育を受けてきているから、今まで白黒判断で保護者に話をしちゃってました。
もっと考えます」

と言われました。

とても考えさせられる話題でした。
みんな子どものためを思ってるけど
その角度がそれぞれ違う。
先生の葛藤、
親の葛藤、
子どもの葛藤。。

熱心に研修を準備し、

関わってくださった先生方、ありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 

ご準備くださった皆さま、ありがとうございました。

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