2018年3月27日
学校へ行きたくない子の理由として、
なんでそんなくだらないことしないといけないの?
という種類の違和感をもっている子が結構多いんです。
例えば
・教科書をそのままノートに写す
➡︎こんなことしてなんになるの?
・なぞる型の漢字練習帳を延々やらされる
➡︎映像認知の子は一度書いたら覚えられるので、なんで?ダルー。
・声を出すより黙って読んだほうがいいのに、
みんなで一斉に読まされる意味がわからない
とか
なんでやるのかわからないのに「腕立て100回!」みたいの、
手放すことができたのはわたしたちの世代だと思うのだけど、
そういうことを学びにおいて強要されてる感覚あったら、
やっぱり行くのいやだよね、楽しくないですもの。
(デンマークでは子どもがつまらなかったら、クラスを出ていっていいのです。
先生と子どもに上下関係もない。
子どもが判断し、選ぶということを小さい時から訓練されています)
「こういうもんなんだからやりなさい」
という論理が徹底的に違和感なんですよね。
「意味を知らされないでやるのはいやだ」と思っている。
でも私も含め大人は、
「こういうもんなんだから」
という小さな小さな常識をいたるところにもっていて、
それを子どもたちは小さい頃から察知しているので
「感じているけど言ってはいけないこと」カテゴリーとして違和感を持っても言わない。
このことの根っこにあるのは
「みんな同じように考え、同じように覚えるよね」
という誤解なのでしょう。
人はさまざまな認知特性を持っていて、
映像認知、言語認知、聴覚認知、
それぞれの割合が違う脳を持っていて、
どうやって覚えるかのやり方が人によって違うんです。
そのへんのことは、この本に詳しいです。
医師のつくった「頭のよさ」テスト
子どもの発達心理学の専門家 本田真美先生の本
HSCの話題とは ずれますが、
本田先生は東京都世田谷区で
発達小児神経外来のある小児科を開院されています。