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2017年11月24日【オンライン22時】料理家菅野のなさん登場!「ハレとケのおうちごはん」

2017年11月5日

オーガニック料理家の菅野のなさんが

11月24日のオンライン22時に登場してくださいます!

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子どもとの暮らしに欠かせない食のことを
みなさまにお伝えしたい!と思い、
でもどんな角度で何をお伝えしようか〜
と、のなさんといろいろお話していました。
ハレとケの家庭料理。

現在、食があふれ、
スーパーにいけばお惣菜がなんでも買える、
レストランは24時間食を提供してくれる、
忙しいお母さんにとっては
とっても便利な世の中になりました。

しかし核家族化しているので、
日本人の食の伝統を家の中で受け継いでいくのが
なかなかに難しいことになっています。

毎日、
ハンバーグ、
餃子、
クリームスープ
焼肉、
などのお料理ばかり展開していませんか?

 

かつてのハレとケ。

古来からハレの日とは、日常と違う、特別な日でした。
単調な日々の暮らしの中での「区切り」や「けじめ」、「節目」となる日のことです。

お正月。
七五三。

ケの日は、なにげない日常生活
朝起きて、食事をし、仕事をし、夜に寝る。

普段着のことを「」といったり、普段の食事のことを「しね」と呼んでいました。

ハレの日には、
晴れ着を身にまとい、普段食べないような、
おもち、お赤飯、お肉、お酒などを味わい、
単調になってしまいがちな日常生活へ変化をおこし、
心が枯れない(ケガレナイ)ようにするため、
特別なハレの日という非日常を楽しんでいました。

現代の「ハレ」と「ケ」

現代では・・・
日常で、外食で、ハレとなるものを食べることが多いですね。
楽しみたい人々への刺激から、日常のハレ化が進んでいるとも言える。

ハハキトクのようなメニューが、日常となると、体にも負担がかかります、

伝統や行事を重要視して取り入れていた本来の「ハレ」の意味は薄れてきています。

(※ハハキトク=

ハ:ハンバーグ、ハ:ハムエッグ、キ:ギョウザ、ト:トースト、ク:クリームスープ)

ふえすぎた日常的な「ハレ」に対して「ケ」でバランスを整えていくこと。

現代の「ケ」は、けがれの意味ではなく、デトックス、整える意味での体の休息と捉えてもいいのかもしれません。メニューは、身近にとれる穀物、旬の野菜、魚介類を中心にしてごはん、味噌汁、漬物程度の一汁一菜のシンプルなもの。

マクロビオティックやベジ料理や、精進料理といった、余計なものをとらない、粗食です。

素材そのものをおいしくいただくこと、旬をいただき自然の流れに沿って生きること。

その結果、味覚が育ち、不要なものを知り、より感性が育っていく。

これは子どもだけに限ったことではありません。

現代に伝えたい「ケの食事」

毎日の食事は「ケ」であるから、バリエーション豊かに、
たくさんのレパートリーはなくてもよいのです。

伝統的に作られた調味料で、なにか一品、丁寧に作ってみる。

ゆっくり味わってみる。

素材の味や旬の味を楽しめる食生活で日々は豊かに暮らしていけるのです。

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打ち合わせのときののなさん(左)と皆川

 

当日は菅野のなさんに

ハレのごはんについても、
伝統や暦に沿って行われていた本来の「ハレ」を
味わうということを伺いたいと思います。

そして
現代において「ハレ」の食事が増えている中で、
シンプルに、「ケ」の食事でバランスを整えていく方法や考え方を教わりましょう。

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