2019年4月13日
前回は「止まることの大切さ」について
生命エネルギーの観点からお送りしました。
今日は
親が先に安心することが、
子どもの世界をじわじわとひっくり返す。
をお送りします。
止まる、ということは
学校に行かない我が子を
そのままでいいよ
って家にいさせること。
でも
止まっているということは
学校に行かない引きこもりになって
そのままずっと家にいて30歳・・・
みたいなことにならないの?
という不安に襲われる方も
いらっしゃると思います。
家にいていいよ、なんて言わないで
学校に行くべきだ、そういう姿を見たい、
というのは
親ならだれでも同じ気持ちではないでしょうか。
それでも
「学校に行かなくちゃ」と焦らないでいただけたら、
と思うんです。
スクールカウンセラーの先生にも
同じことを言われていたらごめんなさい。
先に結果やゴールを求めると
うまくいきません。
お子様が行きしぶりや不登校しているとき、
もう不安で不安で仕方がないのは
お子様のほうなんですよね。
「自分はダメな子だ」
「弱い子だ」
「みんなみたいになりたい」
「でも自分には能力がないからできない」
そう思って、死にたいなど呟く子が多い。
その時点ではもう、
生きる希望も楽しさも0です。
この記事を読んでくださっているお母様は
無理に行かせたりする方は
あまりいらっしゃらないと思うのですが
まずはお子様の生きるエネルギーが回復するまで
「いくらでも家でゆっくりしていいよ」
って接してあげることはできますか?
いや、心からそう思うことはできますか?
そう、昨日の最後の
「自己肯定感をさげずに 休ませる」
です。
生命エネルギーが低くなっている子には
無理に好きなことを探させたり
今すぐに将来の夢を語らせることは無理です。
子どもが無理をして学校に行っていた時間と同じ時間だけ回復に時間がかかります。
だからわたしも変に「少しのあいだだからさ、」
みたいな軽々しいことは言わないようにしています。
でも、お母様がほんとうに
その子のことを受け入れて、
親がそれでも大丈夫だって先に安心したときに
お子さまはお母さんの「大丈夫」を受けて
だんだんとエネルギーを回復するんです。
先に安心する、
って難しいですよね。
人は普通、安心な状況を見たから、
安心するんですもんね。
でも子どもさんを不安から救い出したかったら
お母様が先に安心する必要があるんです。
酷なことを言いますね。
ごめんなさい。
仕事で怒られたときに、安心できない。
お金がないときに、安心できない。
身体が健康でないときに、安心できない。
それは普通の感覚です。
でもわたしたちは、この試練のなかで
子どもより先に安心するという
心の筋トレをするしかないのです。