2019年6月25日
今日は大切なお話をします。
HSCが犯罪に巻き込まれないために。
共感力の高すぎるお子様には、
こんな考えもつかないところに危険があったというお話です。
まずはこのブログ記事。
▶「境界線問題を確認しておきませんか?〜相手の気持ちがわかると巻き込まれるは違う」
(記事の抜粋)
HSP HSCは
相手の思考と
自分の願望(自分はそれに対してやりたいのかやりたくないのか賛成なのか賛成じゃないのか)
があるということを認識することが必要です。
これって、当たり前じゃん!と思いませんか。
けれどもたとえば
子どもが犯罪に巻き込まれるとき
犯罪者は「こっちへ行きたいんだけどさ」のように
優しい声で自分の希望を伝えてきた時
境界線の薄い子、自分がとっさに
それはいやかも、という心の声を汲み取れない子は巻き込まれてしまいます。
「あ、、、、うん」みたいな感じね。
これは
まず、感情的に相手と同化してしまっていることで起こるのであって
その子がしっかりしていないとか
自分の意志を伝えられないとか
そういうことの前段階
=自分の気持ちを汲み取る
ができないから起こります。
大人でも
ママ友の付き合いや
仕事上のお付き合いに
一定のラインをもてなくて
自分の時間がどんどんなくなり
しんどくなってしまうということは
誰にでもあることかもしれません。
さらに実のお母さんの希望をしらないうちに
かなえ続け、
人生が自分のものでなくなっている人もいます。
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これに対してご返信をいただきました。
娘さんはもう大人ですが、
HSCの子育てでとても苦労されたお母様よりです。
以下、ご許可をいただき転載です。
先日の記事で犯罪に巻き込まれる具体例がとても分かりやすくメッセージしました。
境界線問題からの犯罪に繋がりやすい心理として、娘の持つHSPという気質もあるのだなって。
HSPを知って、HSPを受け入れて、本当に色々なことが自己解決できるようになりました。
それと同時に10年前、私も思春期反抗期の娘も、HSPという言葉すら聞いたことがない時に、この事を知っていれば、もっと早く、もっと簡潔に解決できたのに…と。
《自分の気持ちを汲みとる》
HSPの子にとっては、衣食住、生活習慣の次ぐらいに、生きていく為に身につける必要な事かもしれませんね。切実に…感じます。
過ぎた事とは言え…。
私の中にも、まだなにかずっと引っかかっていたのでしょうね。
公美子さんのメッセージを読んで涙が溢れてきました。
当時、娘がなぜ?性犯罪と隣り合わせの様な事が起こるのか…。
学校の先生も、心理カウンセラーも警察の方も。勿論、親である私も、まったく理解できませんでした。
(中略)
教育の専門家と言われる人達からは、家庭環境、両親不仲、親子関係(特に母親との愛着関係)、精神異状、発達障害、性的嗜好など色々な問題があるのでは?とお話を受けました。
ベテランの教員からは「こういうケース(両親が揃っていて経済的にも標準)は今までない」とも。
精神科への受診をすすめられました。
でも、当然
精神科でも解決することなく、今に至ります。
当時、娘の回りには、同じような子がいました。皆、心は優しくて、断ることをいけないことだと思っている様な子ばかりでした。
起きてしまった行動を(危険を避けるため)叱られ、自信をなくし、自分を責めて、中には自傷行為を繰り返す子も複数いました。
一歩間違えたら犯罪に巻き込まれるかもしれないギリギリの場所に中学生がいること。
親の手からスルリと離れて危険な場所にいってしまいそうで、本当に恐かった。
ただの不良傾向や家庭環境ではなく、HSP気質も大いに関係していることに、救われたのと今後の教育の改善策に繋がると強く感じました。
親の手が掛かる小学生のお子さんの不登校も心中察しますが、親の手から離れて、子ども自身が居場所を見誤ると、本当に恐いです。
手を繋いでいられる時が、私は安心していられました。
もう、本当に。
子どもに関わる全ての人にHSPを知って欲しい!
(東京都 Iさま)
Iさま、ほんとうにありがとうございます。
自分のことをはっきり伝えられる子、
断れる子、
というのは学校も育成目標にしてくれますが
「自分の気持ちをきちんと汲み取れる」を目標にしてくれる先生はほとんどいません。
自分の気持ちがわかっているのは前提として当たり前だからです。
でも心の境界線が薄い、HSCの子にはまず
自分の気持ちを汲み取る訓練をしてもらわないと、ですね。
お母さんは忙しいけど、けどけどけど
あなたはどうしたいの?
あなたはどう思った?
と子どもの気持ちを聞く子育てをしましょうね。
犯罪に対して不安を持ちすぎてはいけないけれど、
でも男の子でも女の子でも、
現代ではなにが起こるかわからないこともあります。
わたしたちは知恵をシェアして、賢く、子育てしていきましょうね^ – ^