滋賀県長浜市で不登校の親の会を主催されていらっしゃいます、
藤田恵理さんの記事を転載させていただきます。
おはようございます☀
学校に行かない、行けない、行きたくない
そんな子どもさんと共に歩んでおられるお母さんのための
居場所や仲間を作りたい
そんな思いで滋賀県長浜市を中心に活動している不登校の親の会
cotton~こっとん~の藤田です。
家族で、海に行ってきました。
海と言えば
小学3年の息子には伝説があります(笑)
息子がもうすぐ2歳くらいの時に
初めて海に連れて行ったんですが
海を見た瞬間に大号泣。
ビビってまうかなーとは思ってたけど
まさかそこまで泣くとは思ってもいなくて
私もびっくり!!
友人たちと同じ車で行ったので
先に帰るわけにもいかず
号泣し続ける息子を抱きながら
遠くから海を眺め続けてました。
結局、帰るまで泣いてました。
いやー、めっっちゃ注目の的!
海水浴客の視線を一人占めしてしまいました(笑)
それから毎年
海には連れて行ったけど
さすがに泣きはしなくなったものの
どれだけ太陽に照りつけられようとも
絶対に海には入らない息子。
妹は平気で入ってたけど、それでも断固拒否。
海に初めて足をつけたのは
幼稚園の年中さんになってからでした。
あの瞬間は
ほんま感動したなー。
人や場所に慣れるのに
とてもとても時間がかかるんです。
ほんと、たぶん多くの人の想像以上に。
一番身近にいる親の予想さえも
役に立たないことが多々。
知らない子が楽しそうに遊んでるとこに
入っていこうとするとかしたことがないし
初めての公園とかでは
とりあえずしばらくその場でフリーズします。
親が、周りが
いくらなにを言ったところで
全く意味がなくて
本人が大丈夫だと納得するまで
待つしかないんだと
何年もかけて息子から教えてもらいました。
石橋を叩いて渡る。
まさにその通りで
石橋を叩いて渡らないことも
石橋を叩きすぎて壊すことも
あったりします。
「もう、充分叩いたんちゃう!?」
「そんな叩かんでも大丈夫ちゃう!?」
と、そりゃもう何度も何度も思ったことがあります。
人見知りゆえ、なかなか挨拶も出来ないので
しつけがなってないと怒られたこともあります。
でも嫌がってる子どもに
挨拶を無理矢理、強制することはしたくないと思っています。
挨拶とかって強制されてするものじゃないと思うから。
新しい場所や知らない場所に連れ出すのも
とても困難です。
無理矢理連れ出したらいいと言われても
それは出来ればしたくないと思っています。
息子は親に、無理矢理連れ出されたショックを
いつまでも心の中に留める子だからです。
でも
時間をかければ
見張らずに待っていれば
必ずいつか、人や環境にも慣れるんです。
(もちろん、それが本人が安心できると感じられるような人や場所ならばですが)
親ですら、やきもきすることがあるくらいなので
なかなか周りの人に
息子が慣れるまでじっくり待ってほしいとは言えませんが
息子のペースを大切にしてくれる人に
この先、息子がたくさん出会えるといいなと
そんな風に思っています。
【そば打ち体験】
7月29日(日)午後15時半からです。
こちらは準備の関係で
参加希望の方は
cotton~こっとん~藤田まで
お申し込みをお願いします。
【#不登校は不幸じゃないin長浜】
8月19日(日)午後13時から
場所はびわ高齢者福祉センターです。
こちらも出来れば、事前に申し込みをお願いします。