2023年6月7日
先日、【子どもの状況判断に迷わなくなるポリヴェーガル理論入門】を開催しました。
この講座は、神経生理学・ポリヴェーガル理論を子育てに応用しています。
感性キッズ主宰の皆川はこれまで6,400名ほどのHSPさん・HSCちゃんと対話してきました。
そういう個と。プログラムでは現在11クラス目が進行しており、働くHSPが「自分の神経と心をやわらかく見ていくスキル」を得て「生きづらさ」と サヨナラしてく人が続出しています。
その技術を子育てに応用する方法をお伝えします。
自分で約25年間子育てをしてきたからこその生活や子育ての機微をもってお伝えしたいと思っています。
子育ての当事者にしかわからないこと、
そこも当然理由があって神経的な意味があるのです。
講座にご参加されたM.Sさんからご感想をいただきましたのでご紹介させていただきます。
(掲載許可済みです)
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娘が不登校の状態になってまる10ヶ月経ちますが、その間に娘がたどってきた神経状態を振り返ることができました。
学校へ行かなくても道はある、大丈夫!という力強いお言葉にまた救われ、
これから先も娘を信用して見守るためには私自身の神経状態が本当に大切だということも、
あらためて認識することができました。
今回、娘と私のつながり、かかわり方について学びを深めるために参加しましたが、それだけでなく思いがけず母と私の関係性について、大きな気づきをいただきました。
このところ感じていたことが、講座を受講することで一気に確信へとつながる体験となった、という感じです。
少し長くなりますが、感謝の気持ちをこめてシェアさせていただきます。自分自身の身体さんが覚えている神経パターンについて「そういう個と。」プログラムを通じて気がついていったことは、主に父との関係が影響していることでした。
その頃は職場での問題に焦点が当たっていたので、上司との関係を深掘りしてみることで父親の影響をはっきり認識することができ、転職することでその神経パターンを手放すことができたと思います。
その間に父と何度か会ったり話したりしましたが、転職のことも娘の不登校のことも自然に話すタイミングに恵まれて、父との新しい関係性がスタートしたと感じていました。一方で、同居する母とは今もなるべく関わりたくないという思いは変わらず、
ただ、数ヶ月前に感じていたほどの嫌悪感は少しずつ薄れてきていました。
というのも、母の神経パターンに気がつき、それが祖母の影響であることもわかるので、私に対する母の態度は自己防衛そのものなんだろうなと思うようになったからかもしれません。それでも言葉を交わすたびにイライラして・・
母と接するたびに神経状態が「赤」になる負のループに気がつきました。
ポリ語を学び始めたタイミングでもあったので、「赤」は大切なものを守るための反応なのにどうして母と接するたびに「赤」になるのかがわからず、自分の神経さんはいったい何を守ろうとして赤くなっているんだろう・・と、初めて考えてみました。
そして出てきたのが「母とつながれない虚しさ」という気持ちでした。私はずっと母とのつながりを感じて安心したくて、でもそれが全然かなわなくていつも赤くなっていたのかもしれません。
頭ではつながれないことを諦めていましたが、身体さんはずっと諦められずに求め続けていたんだと思います。そんな気づきがあってからアーカイブを見て、協働調整について詳しく解説いただいたことで、幼い頃からずっと母の神経パターンの影響を受けてきたことに気がつきました。
いつも悲劇のヒロインだった母と一緒にいて、そこに幼いわたしにとっての「安心」はありませんでした。
そして母が悲劇のヒロインであり続けるためには、私は「お父さんに似て、お母さんに対してキツい子」である必要があったんだと思います。
ずっと「Mはお父さんに似てお母さんにキツいから」と言われてきたことは覚えていますが、それがそういうことだったんだと認識したのは初めてで・・いろんなことがつながりました。娘にとっての私と、母にとっての私、どちらも同じ「私」なのにまったく別人格のようで、自分でもどっちが本当の自分なのかわかりませんでした。
母からは「お母さんにだけいつも厳しい」「よその人にはやさしいのに」と言われ続けてきて、自分でも母にやさしくなれない罪悪感のようなものをずっと抱きながらも、どうしてそうなってしまうのかがよくわかりませんでした。自分がどういう人間なのかわからず、よくわからない違和感が拭えませんでしたが、それはこういうところからきているんだということに気がついて・・「母にとってキツいMちゃん」は母につくりあげられたもう一人の自分なんじゃないかと感じて・・
そんな自分はもういらないと思いました。まさに自分が自分の親になって自分を癒すとはこういうことなのかな、いらなくなった神経パターンを手放すチャンスがきたのかな、と思ったタイミングでこの講座を受講し、幼少期からつい最近までの間に母から受けたかかわりとその影響をはっきりと認識することができて、心の奥深くにしまいこんで忘れていた重たい鉛のようなものを取り出して手放す準備ができたような気がしています。
娘が生まれて間もない頃から、世代間で受け継がれてきたと思える負の連鎖については自覚があり、それをどうしても自分で終わらせたい、娘には絶対に受け継がせなくないという思いが強くあります。
実際、HSCである娘を理解できない母の娘へのかかわりは本当に迷惑で・・
同居するべきではなかったと後悔することもありましたが、そういう問題も、この気づきを活かすことで少しは解消できるかもしれないと考えている自分が今ここにあります。
母を変えることはできないのもわかっているので、変わってもらうことを期待するのではなく、私自身が自分で自分の親になって自分を癒すことから始めてみようと思います。
そうしているうちにきっと、娘も落ち着き、最終的には母によい影響をもたらすことになるのではと、今はほんの少し希望を持てるようになりました。
私自身が癒やされたら、きっと大丈夫!
今はそんな気がしています。長くなってしまいましたが【「そういう個と」✖️「子どもの状況判断に迷わなくなるポリヴェーガル理論」=自分が自分の親になって癒される】という感じの体験をシェアさせていただきました。
今まさにトンネルの中にいて出口が見えずに悩んでいる方がいたら、こんなふうに出口が見えてくることもあるよ!という希望の光のひとつの事例として
どなたかのお役に立てたらうれしいです。
本当にありがとうございました!
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Mさん、ありがとうございました。
お問合せを思ったよりたくさんいただくので
動画の販売を延長することにしました。
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