ついに来た!と叫ばずにはいられない、イサム・ノグチ庭園美術館

今回のおススメ美術館は

ついに来た!

と叫ばずにはいられない、イサム・ノグチ庭園美術館です。

ノグチイサムのスピリットに触れるために、2015年5月高松に飛びました。

雲ひとつない、からっと晴れた日。

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ここ、香川県高松市の北の瀬戸内海に面した町、

庵治町は最高級の石の産地です。

墓石やその他、細粒黒雲母花崗岩でありまして、

花崗岩のダイアモンドと呼ばれる石なんだそうです。

道のそこここに、石が無造作に置かれていたりします。
そういうところにイサム・ノグチの庭園美術館があります。
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⇨イサムノグチ庭園美術館のホームページはこちら

20世紀を代表する彫刻家イサム・ノグチは、
モニュメント、庭や公園などの環境設計、家具や照明のインテリアから、舞台美術までの
幅広い活動を行った、きわめてユニークな芸術家です。
1956年、初めて庵治石の産地である香川県の牟礼町を訪れたノグチは、
1969年からは五剣山と屋島の間にあるこの地にアトリエと住居を構え、
以降20年余りの間、
NYを往き来しながら石の作家である和泉正敏をパートナーに制作に励みました。

三宅一生(デザイナー)
イサムさんがそこに住み、制作に励んでいた牟礼の地は、いつも心に焼き付いて離れない。
群れに浮かぶ雲、吹く風は、世界中のどこからでも見えていた。
彫刻作品のすばらしさはいうまでもないが、空間そのものが、
自然や宇宙法則に感応する力を持っている。
まるで無重力の空間を漂っているような錯覚にとらわれる。
牟礼への旅は、自分自身の本当の姿をみつけにいく目的にこそふさわしい。
(パンフレットより)

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こちら庭園美術館待合室。外国人の方がたくさんいらっしゃいました。イサムノグチはアメリカ人とのハーフなので、
NYにも美術館がありますし、
イタリアにも家を持っていました。こちら香川県・高松市牟礼町は晩年の20年間を過ごした場所で、
イサムノグチがここに埋めてほしいと言った最愛の土地でありました。
美術館内はほとんど撮影禁止でしたので
絵葉書を撮影したものを幾つか載せます。庭園美術館はいくつかのエリアからなっています。
イサムノグチが「円」と呼んだ、作業場を含む場所。
石の壁のむこうに イサムノグチの作業場と作品展示の移築の酒蔵?があります。

下のは「エナジーヴォイド」黒色花崗岩
北欧より運んだ石。この彫刻は圧巻でした。

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ものすごく大きいんです。人の背丈よりずっと大きい。

そして本物の前にたつと圧倒的な「何か」が迫ってきます。
イサムノグチはこの地ですごした最晩年に、
真理を形に映すという作業をしていたのではないでしょうか。

万人に共通の真理はないけれど、
個人にとっての真理は万人に共通する。

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「真夜中の太陽」黒色花崗岩 ブラジルの石

これらの作品郡は、一瞬石であることを忘れるような
造形なのですが、
雨風から守りたいというイサムノグチの希望により、
作品があるところに
上からかぶせるような形で、
酒蔵を移築してかぶせたそうです!!

かなりの大きさの建物です。

こちらはイサムノグチの家。
外国からのお客様もここに座って、
イサムと語り合っただろうなと思います。

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イサムノグチが厳冬期以外を暮らした家。
お庭もあって、まわりはきれいに掃き清められ、
外国人の方が
「お寺みたいね」と言っていました。

石で作ったテーブルや、有名なイサムノグチの照明が
生活スペースに飾られていて、
とても気持ちのいい、
清々しい空間でした。
障子をあけると、向こう側には木々の緑がむせるような緑です。

行った時は障子が開け放たれていて、
お庭の緑はまるでポスターのようでした。

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玄武岩の作品。

 

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こちらが庭園に置いてある数々の作品群です。
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住居のあるところから丘をのぼると、イサムの愛した風景が。

「私は世界中を旅して、いろいろなところをみたけれど、
この風景を一番愛している」と言っていたそうです。

ここで私が受け取ったメッセージを備忘録として書いておきます。

「有は無であり、無は有である。

ただただ日々を生きること。

私は石がなりたい形にしているだけ。

聴力は聴かない力でもあるのです。

たのしかった、あ~人生たのしかった。

ここにあるものはなんでも持っておかえり。」

イサム・ノグチ庭園美術館
http://www.isamunoguchi.or.jp/