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【開催報告】HSC HSPシェア会を開催しました~未就学児HSCとの日々

2018年5月30日

東京神谷町の光明寺さんにてHSC HSPの方で集まるシェア会を開催しました。

子育て期において、

HSCの子どもの特に知覚が敏感な子どもたちは とっても大変です。

けれども人とシェアすることによって、
気持ちも軽くなるし、
具体的な情報を得られると、
明日を生きるチカラもわきますよね。

HSC関係者のたくさんのお母様が集まってくださいました。
 
この日は

まずわたしからHSCの特性をご説明しました。

アーロン博士の学説の概要や今日本でどのような状況がくり広がっているということ、

発達障害(発達適応症)とは違う、あくまで「特性」としての概念であること、

これからの時代に必要とされる才能ちゃんであること、等々。

日々セッションでいろんな方のお話を伺っていると、

HSCの子どもを理解する大きな特徴は以下の3つ。

 

①知覚(五感)の敏感性

②人の気持ちに対する共感性

③本質や場のなりゆきや真実へということへの洞察性

 

その3つのそれぞれの程度の多少によってその子・その人のHSC特色がきまってくるなと

感じています。(内容については別の記事にしますね)

 

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この光明寺のオープンカフェを運営されているお坊さん・木原さんです。

 

 

会のなかでは、自己紹介に続き、
お子様の年齢やご自身の年齢によって近くにかたまっていただき、
3つの場に分けました。

生活のなかのお困りごと「そーなんだよね!!」

疑問「これってうちだけ?!」

情報共有「それどうやって知ったの?」などのシェアをいただきました。

 

未就学児童のお母様のあいだでは、

子どもが寝ない、光や匂いに敏感すぎる、神経が高ぶると全く寝ない

人見知りすぎる、卒園するまでお昼寝できなかった、

先生や親のことをバカとか言う、

(親が)疲れて寝たい、ほっとしたいと思う、

人と違いすぎる、人と比べてしまう、

こだわりが強すぎる、どう成長を受け止めたらいいのだろう・・・・

「わがままに育てすぎ」

「お母さんが甘やかすからこういう風にそだつんだ」と言われる

など、お母様自身がひとりで困っていらっしゃる様子が浮き彫りになっていました。

 

根っこでは

・子どものことが理解できない

・まわりから暗に「あなたのせいで」と責められる

その二つのことがお母さんを苦しめているように感じます。

 

どうしてこの子はまわりの子と違うのだろう・・

公園に行けば無邪気に遊ぶのが子どもというものではなかったのか?

電気がまぶしいとか、臭いがいやだとか

そんなこと周りの子は誰も言わないのに・・・

 

そして「わたしのせいで」と言われても

それにさからうと、あとで大変なことになっちゃうんだyo というのを

誰も理解してくれない。

 

HSCの子育てでは

未就学時のときがとても大変です。ですよね!!

お母さん自身、自由時間が少なかったり、子どもの世話に手がかかる分、

ダウンタイムがなくて参っちゃうことも多いです。

(わたしもまったくそうでした。あの時代ウツになりそうでした。)

でもその大変さは、大きくなっていくにつれて

どんどん軽減していきます。

 

そして軽減していくのには、ひとつだけ必要なことがあるんです。

それはお子様に安心の土台をつくっていくということ。

・・・・・・・・・・・・・

おひとり、「参加ボタン押してないんですけど。急に来ても良かったですか?」

と仰って入ってきてくださった方がいました。

きっと知らないコミュニティでとっても緊張されたことでしょう。

でも思い切ってとびこんでくださり、ありがとうございます。

同じような仲間との出会いがあって

帰りにはすっかり笑顔でジョークをとばされて去っていかれました。

心からよかったと思います。

 

 

感性キッズが、いつも安心の場であることができますように。

 

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(実際のスペースはこの倍以上あります。)

また開催しますね、リアルの会に、お近くの方はどうぞいらしてください。

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