コラムColumn

世界幸福NO.1デンマークの子育てから学ぶ

HSCちゃんへのひとつの回答。デンマーク流視点をとりいれるということ①

2019年5月28日

これまでも度々、デンマークについて書いてました。

デンマークは世界幸福度ランキングで
たびたび1位をとっている国です。

8月25日〜は第一回のデンマーク・体験プログラムを開催することにもなっています。

彼ら、ほんとうに

「自分の人生に満足しきってる」のです。

生きていて、たのしい!って。

今の日本の閉塞感を考えるとすごくないですか?

 

もちろんそれは社会保障が手厚くて
老後に心配がないよね?
みたいなことはありますが

そもそも消費税がとても高くて
25%とかですから日々はそんなにぜいたくしません。

でもヒュッゲという言葉がは今、
日本でブームになっているように

「日常のなかの豊かさ」を満喫する視点があるから。

生活が豊かなんですよね。

 

25年前、
うちにデンマーク人がホームステイしていたときから

なんだろう、この価値観の違い!?

って驚くこと度々でした。

「そうやってさ、出産、育児、会社をかえたい」
って思うたびにさっさとプロジェクトをやめたり、会社をかわったりしてまわりに迷惑かからないの?」

これが20代のときに、
デンマーク人にわたしがした質問でした。

「会社優先」

「迷惑がかかる」

それは日本人の美しい和の精神、美徳なんだけど

 

じゃあ、あなたの人生の優先順位はなに?

と聞かれたときに

わたしは答えられませんでした。

 

 

これまで社会優先でがんばってきてくれた、
団塊世代のお父さんたち

ありがとう!!

家族と休む休日よりも休日出勤を選んで日本を支えてきてくれたすべての働く人、

ありがとう!!

おかげで、わたしたちは歴史的経済成長をとげ
世界の列強の仲間入りをしました。

もの的に豊かな生活も手に入れました。

でも今、時代が急速に変わり始めていることもたしか。

情報処理では人間はAIにかなわないってわかって、
知識詰め込みの教育からその子の個性、その子の感性というランダムなものに価値が生まれる時代。

要するに「知識を与える教育」から「その子の能力を引き出す教育」が求められていますね。

子どもが何を知りたいか、それを軸にする教育は「探求学習」などとも言われ、
オルタナティブ教育という斬新な教育や学校がいろいろなところでスタートしはじめています。

そういえば「引き出す教育」のひとつ、
シュタイナー教育の体験授業に行ってこられた方のレポートで、
臨場感たっぷりなの、これはわかりやすい!っていうのがあったので、シェアをさせていただきます。

https://if-trip.amebaownd.com/posts/6313905

 

書き手・堀内佳菜さん・・・自然と体験を求めて、日本国内・海外ともに数々の経験をお持ちの方です。
環境省の自然保護のお仕事から現在、イベントとして自然を体感して自分の中心に戻るプログラムを準備中。

話をもどしまして。

 

デンマークには、

その人の人生を引き出すシステムがあります。

 

幼いころから、自分は自分、ひとはひと。

あなたはどうしたいの?を親が聞きます。

「どうして、昨日は言わなかったのに今日はこんなにこだわるの?」

「どっちにしたい?」

「それじゃあ、お母さんよくわかんない。もう一回教えて?」

保育園のかえり、

スーパーの床にすわりこんで、

電車のなかで、

とにかく対話です。

 

 

それが教育システムにも反映されています。

小学校へあがるときも
中学から高校へいくときも

高校から大学へいくときも

子どもは(幼稚園では親も)

「どっちへ行きたい?」と聞かれます。

その「どっち」について。

次回またくわしく書きますね!

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