コラムColumn

HSPであるママへ

小学校で不登校の親が現状の日本では一番苦しいかもしれません

2019年6月20日

セッションのとき、
お母様から
 
この子はいったいどこで、どうやって
生き生きとした充足した人生を送れるの?
 
という問いを、
時々いただきます。
 
ですよね。
その問いです。
 
 
日本は今、学校教育が過渡期で、
新しい学校がボコボコできてきている感がありますが、
 
旧態依然としたメンタリティの公立の学校は
HSCの子にはあまりに酷で不可解な場所
という感じに映っている場合が多いと感じます。
 
どうして大人の方がエライという前提なの、

バカなことしか言わないのに(*≧∀≦*)、
どうして意味のない(と感じる)ことをやり続けなければいけないの、
どうして書き写し学習など何の役に立つのかわからないことをやらされるの、
どうして自分の意見を表に出したらいけないの、
どうしてみんなで一斉に同じことを同じタイミングでやらなければいけないの。等々。

私たち親はそういう疑問をぶつけられると
困ったような顔して
とりあえず「そうだね、そうだよね」
と受け止めるしかありません。

 
 

その子の居場所として、

フリースクールやオルタナティブ教育、通信制の学校、オンラインの講座や塾、というものを検討される方、

 
学校の転校を検討される方、
 
子どもの成長を待ちながら、だましだまし様子を見てみるという方法を試される方、
 

そのやり方はさまざまです。

そして
どのやり方が正しいと言う解答はありません。
すべてはお子様にはなにが合うか、
という問題だから。
 
 

特に
HSCの小学生の場合、
通学に毎日隣の市まで行くようなことは
現実的では無いですよね。

通学にすべてのエネルギーを使い果たしてしまいますし、

親が毎日何時間かけて送り迎えするのは、
お母さんが倒れそうになってしまう。
お子様のためなら
お母さんはそのくらいやりなさい、
とはわたしは全く思いません。
(お母さんが生き生きと元気でいられることが、家族の健康と幸せの土台だから^ – ^
お母さん、ご自身のためにお金をつかってエステに行ってくださいね!!これは家族のため、です?)
 
家から簡単に通える範囲で居場所を探す、
というのはとっても難易度が高くて、
そういう意味では

小学生の不登校・行きしぶりHSCちゃんのママが
一番苦しい思いをしているかもしれません。

オンラインで勉強はカバーできるかもだけど、
家にひとりでいるのは心配だし、

お母さんも外出しにくくなっちゃいますね。

それに
これから続く12年の学校のなかで

いつまでこの不安的が続くんだろうと、
不安な方も多いですね。
 
突破口は、子どもが生き生きとできる居場所をひとつでいいから見つけること。
(お子様が元気がない、やる気が起きない、ときは無理に押してはいけません。休息をとるべき時期もあります。)
オンラインでも近所の人でもなんでも
 
安心して話せる相性のいい人で
その子の興味の中心のことが話せる人を、
死力をつくしてさがしましょう!
それがイコール彼、彼女の「居場所」です。
 
 
洞察系の子は話ができるお友達がひとりでもいたら、
とってもラッキー!
なぜなら
彼らはただニコニコして一緒にいる
お友達を探しているのではなくて
自分の関心事に対して
深い話ができる人間関係を求めています。
 
例えば、歴史が好きだ。
 
ただあの武将かっこいいね
と言うようなことを話せば満足いくのではなくて
関ヶ原の合戦ではさ、山内和豊は
どんな気持ちで何考えていたと思う?

のような大学のゼミで研究者が話すような事を
日常会話でちょこっと話したいとか

 
受験ってなんの意味があるのだろう、
と考えたり、
先生との関係から、
自由ということを深く考えたり、
 
そういうことで対等に話せる人がいるといいですよね。
 
それはご存知の通り
とってもレアで難しいことです。
 
大人レベルのオンライン講座とか
探求学習の先生などは、
本質に対してとっても鋭い感性の方が多いので
オンラインの塾などでもいいかもしれません。

プロジェクトとして短期間に参加できるものでも、いいかもしれません。

大人の検索能力を最大にして

この、うちの天才ちゃんと話ができる人は?
と考えてみてくださいね。
 
中学校・高校になると
自分でどんどんオンラインで検索しますし、
Twitterなどからも、
すごい精度で情報をとれるようになります。
 
小学校低学年だったりすると
そのへんができないので、
一緒にやってみるといいかもしれません。
 
HSCの子は、オンラインで活路が見いだせる場合も多いのでどうぞ、うまく活用してみてくださいね!

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