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おうちケアでできること・ケア

シラスに、ガラス破片混入?!(偏食や少食、食の感覚過敏で困っているお母さんへ)

2020年7月9日

 

「イタッ!このシラス痛い!!チクチクするっ。」
はいはい、また始まりましたね。と、私は心の中で
たいしたことないオーラを演じました。敏感さんの日常は大変です。

あなたも、お子さんの食ベ物に対する感覚過敏で、
苦労していませんか?

克服ポイントは、『食事の時間を楽しい体験にすること』
『お子さんの主張を受け止めつつ、チャンスをあきらめないこと』です。

我が家はHSP家族。
食卓に並べた食べ物を、じっと観察されることは慣れっこです。
「これ、ママが作ったの?」
手抜きに即席の調味料を使うと、すぐばれてしまいます。(笑)

「今日は、なんか違うもの入れた?」
私の“グルメ冒険家活動”に、評価は辛口です。

「あれ?ネギは入れてないの?」「ショウガはおろしてない?」

そうね、長ネギと焼きそばはベストマッチよね。
豚汁やうどんには、生姜がつきものなんだよね。

「これ、初めて食べた味。今まで作ってないよね?」
はい、牛乳かんてんの材料“かんてんパウダー”のメーカーを変えましたよ。

まあ~よくわかるわねぇ。こだわりの多いこと!
でもそれは、自分たちの好みが叶ったとき、
と~っても幸せってことで、それだけ
食事を味わって楽しんで、豊かに生きているのだと感じます。

そして、冒頭の“シラスチクチク事件”に話は戻ります。

「なんか入ってる!」主人まで騒ぎ出すものですから、
「もし収穫や加工の段階でガラス破片でも入ったとしたら大変!」
と家族総出で、シラスのより分け作業が始まりました。

「シラス・チクチク」で検索すると、
静岡県の海洋技術研究所のサイトで紹介されていました。

ウキヅノガイ

浮遊生活を送る貝の仲間です。針のようにとがっており、これの混ざっているシラス漁獲物の中に手を入れるとチクチクするため、通称「チクチク」と呼ばれています。殻はもろいのですが、手に刺さったり、口に入ると不快な感触がするのでシラスの商品価値を下げてしまいます。

引用以上

貝というと海底に沈んでいるイメージがありますが、この貝は、ふわふわと海面を浮遊しているそうです。

爪楊枝とシラスと『ウキズノガイ』ガラス細工のように透明で繊細

 

シラス漁師さんのより分け作業に思いをはせたり、シラスの親はイワシであること、
他にもイカ、エビ、カニ、タツノオトシゴまで混入することを知ったりと、
家族で“シラスの知らない世界”を探求しました。

つぎに、小児栄養学からお話をしますね。
味覚は、離乳食を始める6か月ぐらいから発達し10歳頃までに、
ある程度確立されると言われています。
これは大原則で、その後の発達については後ほどふれます。

旨味(うまみ)・甘味・塩味は、大切な栄養源が含まれる食べ物ですから、みんな大好き。
問題は酸味や苦味です。
腐っていた場合の酸味、毒がある場合の苦味、
これは本能的に確認しながら食べていくとわかりますよね。
特に子どもの好き嫌いの代表の野菜は、
この酸味や苦味に“大丈夫かな?”と確認が入るのです。

あなたは、子どもの味覚はどうやって発達していくと思いますか?

見て感じる、口にしてみた触感、におい、味、五感をフル活動して、
これは食べていいよという情報を、脳内の海馬に貯められていくそうです。

私たちの脳内では、記憶したときの感情によって、その記憶が強化されていきます。
なんとなく過ごしたことより、
とても嬉しかったり、傷ついたりしたときのことをよく覚えているでしょう。
感情が動いたとき、“これは必要な情報”とマークがつくわけです。

食べることの記憶も同じ、食品の味そのものだけでなく、
だれと?どこで?どんな会話をしながら?
食事をする時間を楽しくすることで、苦手な食べ物の捉え方が全く変わると思います。
食事を楽しい体験にすることが大切です。

キャンプに行ったら、嫌いなトマトがあったけれど、
みんなと楽しんでいるうちに食べちゃった。こんなことがおこります。

 

 

食べ物を大切に、なんでもよく食べることは、
マナーや栄養の摂取から判断しても、とても良いことですよね。
けれども感覚が過敏で、食べられないものが多いお子さんにとって、
無理に食べさせられることは、つらい体験になってしまいます。

「食べられないものがあっても、他の食品から栄養を摂ればいい」と、
まずお母さんがわりきりましょう。
焦らず発達のチャンスを待ちながら、様子をみていけばいいと思います。

「食べてみなさい」と強要するのではなくて、
北風と太陽のお話のように、お母さんが温かな太陽になって、
お子さんを照らして、ゆるめてあげてみてくださいね。

食べられないことを受け止めてあげることは、
お子さんを認めてあげること
なのです。

食べられない自分に理解を示してくれるお母さんがいることは、お子さんにとって、
自分を認める自己肯定感を育てることになります。

楽しい雰囲気の食卓で、たとえ食べられないものがあっても、
あなたと一緒にいる時間を気持ちよく過ごし、いい気分でいること
これこそが、お子さんの食に関する発達を促すことになります。

とはいえ、メニューはカレーしか食べないとか、お弁当はやきそばオンリーとか、
白いごはんをこよなく愛しておかずは食べないとか。こんなお子さんの話も聞きます。
好き嫌いの次元、あなたやまわりの人の理解を超えてしまいますよね。
お母さんは、ホント大変…。

けれどもHSCちゃんの中には、
例えば、いちごのツブツブが怖くて仕方ないなど、
想像以上の感受性で、本人も困っているお子さんもいるのです。

次元を超えた好き嫌いでも、対応は同じ。
お子さんのちょっとムリという気持ちを認めてあげましょう。
そのお母さんの大きな理解と安心感の中で
成長とともに食べ物の好みも変化し、許容範囲も広がっていくものです。

このコラムを書きながら、高校生になった息子と
「幼い頃は食べなくて心配だったわ」と思い出話をしました。

息子「たくさん食べようと食べ始めても、すぐ食べられなくなって、お母さんが作ってくれたのにって、自分が食べられないことにがっかりしていたな。」

私「そうだったの!小さいのにそんなことまで考えていたのねぇ。さすが洞察系HSCだね。」

そんな息子も、現在は170センチを超えて成長中。
「なんか食べるものない?」と“飯の人”の私は、せがまれています。
作っても作っても、あっという間になくなります。

今、お子さんが小さなあなたは「食べなくてホントに大丈夫なのかしら?」と心配されていますよね。
私も子どもが食べないときには、
「お腹が空いたら食べるわよ」という言葉に、
「ちょっと違うんだけどなぁ…」とモヤモヤを感じました。
「私の工夫が足りないのかしら?」とか、「栄養不足で体調を崩さないかしら?」と心配でした。

ここで、そんなお母さんに一つお試し提案があります。
プロテインやサプリメントなど現代のテクノロジーを利用することです。
栄養を摂るのは、あくまでも食品からが大原則です。
けれども、自然由来のサプリメント、オーガニック、健康・環境に配慮された品はいかがでしょうか。
特に欧米はサプリメントの歴史があるため、日本よりも厳しい基準や消費者の評価があります。
子ども用に作られているグミタイプや、水に溶かして簡単に飲めるタイプもあります。
それを摂ることによって、お母さんの気持ちが少しでも楽になるのでしたら
子どもも喜んで食べるのでしたら、試してみる価値はあると思います。

おすすめのアメリカ通販サイト(日本語表示)を記載しますね。
↓↓
子どもの健康食品・サプリメント通販iHerb https://jp.iherb.com/c/childrens-health

実は、日本は食品添加物天国です。
食品成分表示を見ると、子どもが口にするお菓子にも、
得体のしれない添加物がたくさん書いてあることが多いです。
ご紹介の通販iHerbでは、オーガニックの食品もたくさんあります。
例えば厳しい審査で知られる「USDA(米国農務省)認定オーガニック」を受けた野菜やフルーツを原材料にしているものもあります。

ネットで「iHerb・お菓子・オーガニック」で検索すると、たくさん情報がありますよ。

そしておわりに、声を大にしてお伝えしたいのは、
認めると、あきらめるは違う”ということです。

先ほどお話した、キャンプで苦手な食べ物を克服したエピソードのように、
ふとしたきっかけで、食べられるようになることはよくあります。

味覚発達のピークの10歳を過ぎても、過ぎていなくても、
食べられるようになるチャンスはいくらでもあるのです。
特に、お子さんと一緒に料理をすることはおすすめです。

食事の支度に追われる私たちは、
自分で作るより誰かが作ってくれたら!どんなにありがたいかと思いますよね。

でも、子どもにとって“自分で作るという体験“は達成感があり、
また食べ物への興味も深まります。
“自分でできた!“は大人になった私たちでも、うれしいものですよね!

余談になりますが、私は子どもの頃から“でんぶ”が嫌いでした。
なんでドピンク?こんなに甘いパサパサしたものを、なんでご飯にかけるの?と違和感がありました。
大学の食品加工学実習で、白身魚をおろし、それを蒸して“でんぶ”を作ったところ、
そのおいしさに驚きました。それから“でんぶ”も食べられるようになりました。

とにかく育てづらいHSCちゃんには、“これを避ければ、ご機嫌”と、
先回りしてしまうことはありませんか?

どうぞ「この子は、○○を食べないから」と決めつけないように、気をつけてみてください。

あなたが判断するのではなくて、お子さんがどうしたいかを大切に、
そして、挑戦するチャンスも逃さないように、見守ってあげてくださいね。

岩の洞穴に引きこもってしまった天照大神のお話はご存じですか?
天照大神が、洞穴の外で繰り広げられた楽しそうな宴にがまんできず、岩陰からのぞいてきたように、
お母さんも楽しんで、お子さんを“楽しい食の世界”に誘い出せたらVサインです。

あなたとお子さんが、食を通して楽しい時間を過ごされますように。
そして、お子さんの豊かな感性が開いていきますように!

 

writer: 小川香苗(20歳女子、16歳男子、13歳女子の母)

・栄養士・心理カウンセラー
・HSPメッセンジャー
・小川香苗 公式サイト https://kosodate-mamaup.com/

 


photographer: 長束加奈(10歳男子、8歳男子、6歳男子の母)

・日本パステルホープアート協会公認パステル和アートインストラクター

・HP: https://7iro-artwork.amebaownd.com

・instagram: https://www.instagram.com/kananatsuka

 

 

 

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