2020年8月14日
小学4年生、洞察系のHSC息子とゲームについてのシリーズ連載です。
第1回目「こんな楽しみ方があったのか!」
第3回目「ついにやってきた宝物!!の巻」
今日は4回目。
待望のマインクラフトへの没頭!のお話です。
さてさて、「Minecraft(マインクラフト・通称マイクラ)」というゲーム、ご存知でしょうか?
私は、聞いたことはあるけれど、どんなものなのかは息子が動画にはまるまでは、よく知りませんでした。
ざっくりとご説明しますと‥
・Mojang Studiosという、スウェーデンのゲーム会社が開発したもの
・クリエイティブモード(自分で自由に建造物を作ることができる)、サバイバルモード(サバイバル生活を楽しめる)、オンラインなど、様々な遊び方ができる
・あのテトリスを抜いて、世界で最も売れたゲームとなった
・教育用のソフトとしても使われている
などなど‥
私(アラフィフ世代)が子どもの頃にあったゲームとは、まったく違うものだなあという印象でした。
第2回の時にも書きましたが、息子は手元にこれをプレイするゲーム機はなく、ただただ、ゲーム実況の動画を見ていた日々が続いていました。
私も一緒に見ていましたが、その操作の速さや、名称、仕組みなど‥私にとっては複雑難解で(笑)よくこれについていけるなあ‥と思っていたものです。
そして、2019年のクリスマスにニンテンドースイッチが我が家に来て、もらったお年玉でソフトを買い‥
2020年が明けると同時に、息子のマイクラ生活も幕が上がりました。
息子の遊び方はほぼ一つ。
クリエイティブモードで、いろんなものを作ることを何度も何度も繰り返しました。
マイクラでは、すべてのものが立方体でできていて、人(スキン)も、動物も、太陽も、木も‥あらゆるものが「立方体」。
「見て、朝になったよ」と見せてもらった画面には、四角い太陽が輝いていて、面白いな〜〜と思ったものです。
もともとレゴブロックや、ムゲンバイン(食玩)という「組み合わせて作ること」が大好きだったので、水を得た魚のように新しい世界へと泳ぎだした息子‥。
その没頭具合は、見ていても羨ましくなるような感じでした。
ちょっとだけ時を戻して‥
レゴブロックや、ムゲンバインのお話を。
上記どちらのおもちゃも、「出来上がりはこれ」というセットで販売していることが多いです。
例えば、車や飛行機、ロボットを作るために必要なパーツが揃っている‥というもの。そして、組み立て方の説明書きが同封されています。
息子は、この説明書きを見ながら、一度は必ず「出来上がり図」のものを作っていました。
しかし、それはほぼ1回のみ。
そのあとは、すでに持っているパーツを組み合わせて、独自のものを作ることに夢中になっていました。
ご存知かもしれませんが、最近のレゴなどは、昔に比べてパーツの細かさや色、種類が本当に豊富になっていて、立体物を作るのがそう得意でない私が見ると
「これ何に使ったらいいの‥?」
と思うようなものも、たくさん。
しかし、息子は自分が作りたいものがひらめくと、そのためのパーツを探し出し、どんどん組み立てていきます。
それは本当にオリジナリティに溢れていて
「これをここに使ったのねー、なるほど!!」
とうなることもしばしばでした。
(息子のレゴと私の作品のコラボ。3年前のかぞく展(個展)に出展したもの)
その彼の遊び方を見ていて、思ったのです。
この子は、「仕組みを知って、それを再構成することが好きで得意なのだな」と。
ブロックの使い方のヒントや、特性を知るには、一度は説明書きの通りにすることが近道です。
そして「出来上がり図」の通りに作ることが好きな子もいるでしょうし、出来上がり図の通りに早く作ることに面白さを見出す子もいるでしょうし、何度も繰り返して作って、説明書きを見ずに作ることに喜びを見出す子もいるかもしれません。
遊び方ってそれぞれですし、そのどこに喜びや面白さを見出すのかは、人により違います。
そして、その「喜びの種」をどこに見出すのか?が大事なポイントだと感じています。
自発的に「これやりたい、楽しそう、面白そう!!」という気持ちに動かされて体や心が反応する「遊び」をするとき、最大の喜びと工夫が生まれると、私は感じています。
ですので、その遊びのどこに喜びを感じているのかを観察することは、「その子らしさ」や「パワーの源」を見つけることだと思うのです。
息子の場合は、「仕組みを知って、それを再構成すること」が、喜びの種の一つなのだなあと見ていて思ったのです。
そしてマイクラというゲームは、その種からいろんな花を咲かせるには、うってつけのゲームだということが徐々にわかってきました。
次回は息子のマイクラ作品などご紹介できたらと思います。
お楽しみに!
◆前回までのコラム
第1回目「こんな楽しみ方があったのか!」
第3回目「ついにやってきた宝物!!の巻」
writer: はしもとみわ(9歳男子(小4)の母)
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