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HSPであるママへ

三代目H・Sensitive Person(笑)の私が思うHSCちゃん子育て論 【安心感】編~「私は子どもに何をしてあげられるのでしょうか?」

2020年9月4日

私は確実な、三代目H・Sensitive Personです。

くだらないなんて言わないでーーー!!(笑)

 

私が幼少の頃、HSPの概念はなかったけれど、同居していた

祖母の繊細さと、実父の細かさはハンパなく、

私は祖母と父に似ているのが

子どもながらに、とてもコンプレックスでした。

 

今回は、その三代目目線で感じてきたこと、

思うことをお話させて頂こうと思います。

 

 

私は今、自己認知をして、自分をだいぶ理解できるようになり、

HSP/HSCカウンセラー・自己肯定感カウンセラーをしています。

 

この夏はオンラインセッションのモニターを募集させて頂き、

たくさんのHSCちゃんのお母さまとお話させて頂く機会が

ありました。

 

そこで必ずといっていいほど、話題に上がるのは

「私(お母さん)は子どもに何をしてあげられるのでしょうか?」

毎回、ご相談頂いているお母さまの苦しい胸の内が伝わってきます。

 

私がカウンセラーをやっていて、自分の強みだと思うのは、

HSCを子育てしている母親であることと同時に、

自分が子どもだった頃のHSCの記憶が鮮明であることです。

 

私には人の持つ、第一次感情が伝わってきやすい性質があるようです。

私が思うに、HSCちゃんも人の第一次感情を感じやすいように

思います。

 

第一次感情とは、とても素直な感情で、心配だった、不安になった、

恐かった、寂しかった、悲しかった、がっかりした、嫉妬したなどです。

 

と考えると、もともと人の感情を受け取りやすいHSCちゃんが

不安になるのは当然です。

 

HSCちゃんの不安をお母さんがまずどう受け止めることができるか・・・

それは、決して常識とかお母さん自身の物差しではなく、

HSCちゃんが感じている、ありのままの不安を受け止めることができるかです。

「気のせい」とか「考えすぎ」とかお母さんの主観ではないということです。

 

HSPの気質をお母さんが受け容れることができるか・・・

このことがHSCちゃんの今後や将来に大きく関わってくると思っています。

 

私は、HSCちゃんの子育ては、お困りごとよりも、

HSCちゃんにお母さんがどう関わるかの方が大切だと思っています。

 

それはなぜか・・・

HSP/HSCは弱いわけではないからです。

 

ただ感じ取りやすい!!

(当然、そのために疲れやすいのはありますが。)

 

HSPは弱いわけではない!!という話題は、私が所属する

HSP未来ラボでも最近、大変盛り上がっていました(*^▽^*)

私もこの意見に大大大共感なのであります。

 

私はHSCちゃんをお母さんが守りすぎるのには、

違和感を感じています。

なぜなら、HSCちゃんは、自分のことを心配しているお母さんの

第一次感情も感じ取り、お母さんをこれだけ心配させている自分は

ダメな人間、弱い人間だと認識してしまうからです。

誤った認識で、もともとネガティブ思考になりやすいHSCちゃんは

自己否定してしまうようになるのです。

 

そして、ここでまた問題が大きくなってしまうことがよくあります。

本来、HSCちゃんが感じ取った不安に、お母さんの感情まで

受け取ってしまいHSCちゃんは余計に不安になるのです。

 

そんなHSCちゃんを見て、お母さんは「私が守ってあげなくては!!」

と思い込む・・・HSCちゃんは自己否定する・・・

全くの悪循環です。・・・涙

 

HSCちゃんは決して弱いわけではありません!!!!!

何度も言います!!!(笑)

 

 

 

先ほどのご相談者さまの話に戻ると、では私達、母親が何ができるのか。

それはまず、HSCちゃんが感じていることに寄り添い共感することです。

 

共感とは、『HSCちゃんの関心に関心を持つ』ことです。

 

そこにお母さんの感情、主観は入れないで!ということです。

母親の私たちからすると、子どものことで感情を入れないなんて!!

無理!!って思ってしまいますね。

それは本当にそのとおりだと思います。

 

目の前で辛そうに苦しそうにしている我が子を見たら、

母親として胸が張り裂けそうになるし、

できることなら自分が代わってあげたいって思いますね。

 

こういう時は、お母さんも不安になっているのです。

なので、HSCちゃんに共感しながら、お母さんの心の声に

耳を傾けてみるのもいいかもしれません。

 

まずは、深呼吸して、HSCちゃんの不安と、ご自身の不安を

受け止めてみてください。

不安は感じていいのです。

ネガティブな感情を否定しないでいいのです。

 

そして、「大丈夫」って言ってみてください。

不安から目をそらしたのではないのに、

不安から逃げ出したわけではないのに、

不思議と気持ちは落ち着いてくるはずです。

 

HSCちゃんもお母さんに受け容れてもらえて安心を感じます。

HSCちゃんと一緒に安心感をかみしめてください。

お母さんも一緒に安心感を得られるでしょう。

 

お母さんもHSCちゃんをなんとかする必要はありません。

HSCちゃんももちろん、そのままで大丈夫なのです。

そう、ありのままで大丈夫なんですよ(*^▽^*)

 

 

 

◆これまでのコラム

・元こじらせHSC・現HSC4人子育て中 母が感じる「HSCちゃんにとって一番大切だと思うコト」
・HSCちゃんの洞察力と兼ね備えた『倫理観』
夏休み特別企画(笑)言葉エネルギー実験をやってみよう!!
HSC ちゃんはここぞ!!というピンチに強い!!

 

 

writer: うめもと かおり (20歳男子・17歳男子・13歳女子・10歳男子の母)

・HSP・HSCカウンセラー/自己肯定感カウンセラー
・Heart Smile Presentサポーター
・ママ達の心の整え方教室主宰

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