2020年10月11日
小学4年生、洞察系のHSC息子とゲームについてのシリーズ連載、最終回です。
第1回目「こんな楽しみ方があったのか!」
https://kanseikids.com/200705/
第2回目「ゲームへの憧れをつのらせるの巻」
https://kanseikids.com/200715/
第3回目「ついにやってきた宝物!!の巻」
https://kanseikids.com/200727/
第4回目「待望のマインクラフトへの没頭!の巻」
https://kanseikids.com/200814/
第5回目「建造物の魅力にはまりまくり!〜の巻」
https://kanseikids.com/200828/
最終回「ゲームで得たものは何だった?の巻」
https://kanseikids.com/200917/
今回は、番外編!
最近の息子に起こっている変化をお伝えいたしますね。
さて息子を一言で表現するとしたら、「独特な感性」の持ち主と言えます。
小学3年生の時、授業参観に行ったら「あいうえお」などの頭文字に文章をつけていく、というものをやっていたんですね。
多くの子が「あいうえお」「かきくけこ」などを選んでいた中で‥
息子が選んだのは「やゆよ」
それだけでも、私の中ではツボでしたが、組み立てた文章が!
「やめられない
ユーチューブ見すぎて、おこられた
よ」
うちの子サイコーーー!と思ってしまいました(笑)(すみません、親バカです)
ちなみに、この時はそんなに家で動画見ていなかったんですよね‥
自分の体験からではないところがまた、おもしろかったのです。
正統派のお笑いよりは、ちょっとブラックなものが好きだったり。
独特の言い回しなども彼の魅力でありました。
そういう意味では、ちょっと他のクラスメイトとは話が合わないことがあったようです。
当時の担任の先生からは「2学期終わりになって、ようやく周りがKくんに追いついてきたという感じです」
と言われたこともありました。
そんな息子なので、お友達たくさんとワイワイ遊ぶということは、少ないですし(それは今も変わりません)決まった相手と遊ぶことが多いです。それも、1、2人くらい。
公立の小学校に通わなくなって、フリースクールに行き出した当初は、まだどんな環境か分からなかったようで、数回の間は誰とも関わらない日が続いたようです。
時には、部屋に閉じこもっていたこともありました。
しかし、その垣根を徐々に崩してくれた、一つの要因がゲームでした。
当時は中学生が多く、よくスマッシュブラザーズ大会が開かれていました。
そこにちょっとずつ加わることができ‥「少年!」と声をかけてもらうことも多くなり。
一人でゲームを楽しんでいた息子が、2人以上の人数で楽しむ時間が増えていったのです。
ゲームの種類によっては、お互い戦いあうものもあれば、協力して何かをするものなど、同じ大人数でやるにも違いがあります。
協力して何かをするには、コミュニケーション能力が必要になってきます。
どの立場で行動するか。
違う意見の場合はどうするのか。
一人で楽しんでいる時には、使わない部分を多く使う機会が生まれます。
それを見て私は、息子は今までのやり方から抜け出すチャンスを得たな、と思いました。
その分、ぶつかることもあったり、我慢することもあったり、譲ることもあったり‥
体験に応じた感情がたくさん動いたと思いますし、悩んだり困ったりすることもあったようですが、息子は割と自分の意見を持ち、それを伝えるタイプでもあったので、この体験は彼の大切なものになったように思います。
もちろん、お子さんのパーソナリティにより、どんな反応をしてどんな感情が生まれ、どんな行動をするのかはもちろん違いますし、後でフォローが必要なこともあるかと思います。
どんな時も、丁寧に話を聞いたり、対話を重ねること。
そのために、子どもが身を置いている場所にいる大人の人とコミュニケーションを取っておくことはとても必要だと感じています。
さて、そんなことを経験してきた今。
息子にある変化がありました。
それは‥「よく見る動画が変わってきた」こと!
今までよく見ていたものは、一人のユーチューバーが話をしたり、体験をしたり、アニメを作って流したり、といったものがほとんどでした。
しかし、最近息子が気に入って見ているのは、2〜3人くらいの人たちが、一緒にゲームをして実況しているもの。
一緒にプレイしている人たちのやり取りが、とても楽しそうなのが印象的で、私も一緒に見て楽しんでいます。
そしてこれは、大きな違いであると感じました。
一人の世界から、共有の世界へ。
息子の内的な世界が動いていっていると感じているのです。
今、息子は小学4年生、9歳です。
友達や大人との関係や、社会に対する認識が大きく変わる年代でもあります。
ゲームというツール一つでも、様々な変化を見ること、成長の実感を得ることができるということは、私にとっても大きな発見でありました。
多角的に物事を見ていくことは、親にとっても子どもにとっても、自由を獲得する方法であるのかな、と感じています。
ぜひ、あなたの「いつものメガネ」を外して、違うメガネをたくさんかけてみてください。
隠れた宝物がヒョイっと顔を出すかもしれませんね。
・HSC洞察系の息子とゲームシリーズ
writer: はしもとみわ(9歳男子(小4)の母)
・MIERUKAアーティスト
・「自分を変えるより、自分に還る」をテーマに、
あなただけの魅力を引き出すセッションや講座等をお届けしています。
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photographer:長束加奈(10歳男子、8歳男子、6歳男子の母)
・日本パステルホープアート協会公認パステル和アートインストラクター
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