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HSCちゃん子育て本棚

感性キッズの本棚 HSCの子育てハッピーアドバイス HSC=ひといちばい敏感な子 明橋大二先生著

2018年11月29日

感性キッズの本棚。
今日はこちらをご紹介します。
HSCでない、子育てハッピーアドバイスはベストセラーになって久しいですが、
今年2018年になってこのHSC専門の本がでました。

HSCの子育てハッピーアドバイス HSC=ひといちばい敏感な子 明橋大二先生著
http://amzn.asia/d/36ajECh

明橋先生はHSC理論の創始者アーロン博士の本を訳された精神科のお医者さんです。

この本はHSCの子育てについて「どうすればいいのか、行動の示唆」
が欲しい方に向いています。

子どもは失敗するお母さんが大好きだよ!など
お母さんを肯定し、応援してくれて
4コママンガで解説してくれるのでわかりやすさが人気です。

・HSCの特性の解説
・子育てはこういう方向でいくとうまくいきやすいよ、という示唆
・お母さんのマインドセットについて

この3つの要素で構成してくださっています。

明橋先生ご自身が非HSPでいらっしゃる(とご自身でおっしゃってました)ので、
お母さんがHSPの場合は必ずしも同じ感じ方になるとは限らない記述が
ところどころに見られます。

それを含んだ上でお読みになるといいかもしれません。

<内容紹介>※Amazonの商品紹介より引用

「どうしてうちの子だけ、こんなに傷つきやすいのだろう」
「どうしてこんなに育てにくいのだろう」
「自分の育て方がいけないのだろうか」
と、悩んでいる親御さんが、多いのではないでしょうか。
5人に1人が、生まれつきHSC(ひといちばい敏感な子)だといわれています。

他の子と、ちょっと違うのは、障がいでもなければ、病気でもありません。
子どもを変えようと思っているうちは、親も子も、とても苦しくなります。でも生まれ持った個性だということがわかると、

途端に楽になります。
本書には、『子育てハッピーアドバイス』シリーズの著者、明橋大二医師が、HSCという大切な存在を、この世に送り出す、とても価値のある仕事をしている親御さんへ向けてのアドバイスが満載されています。

<目次>
1 他の子とちょっと違う? HSCとは、どういう子どもでしょう
2 HSCかどうかを知るための、23のチェックリスト
3 よく泣いたり、眠らなかったり…… こんな赤ちゃんは、HSCかもしれません
4 HSCは「治す」ものではありません。「自分らしさ」を伸ばしていきましょう
5 ひといちばい敏感な子には、4つの性質があります
6 ひといちばい敏感な子の中に、好奇心の強い子が約30%います
7 育てにくい子は、長い目で見れば、心配のない子です
8 「甘やかすからわがままになる」というのは間違いです
9 幸せな人生の土台は「自己肯定感」です
10 HSCが、自己肯定感を持ちにくい4つの理由
11 敏感な子がイキイキと伸びるために親ができること
12 ひといちばい敏感な子の自己肯定感を育む大切な10のこと
13 「この子はこの子でいいんだ」 境界線を引くと、子どもは、伸び伸びと成長します
14 すでに持っている、子どものいいところに目を向けましょう
15 HSCの特性は、見方を変えれば子どもの長所の表れです
16 白か黒かではなく、グレーを認めると、人生はぐっと楽になります
17 お母さんからの質問 ①
「ママ、怒るから泣いちゃう」と子どもが言います。でも、私は怒っていません
18 お母さんからの質問 ②
無理をさせたくないので学校を休ませると、周りから「甘やかしている」と言われます
19 学校の先生のために
ひといちばい敏感な子に必要なのは、「先生は自分の味方」という安心感です
20 子どもたちへのメッセージ
ひといちばい敏感な特性に気づくことで、自分らしく生きることができます


今年、明橋先生のお話しを聴く機会が2回ほどあったのですが

そのなかで先生が、こうおっしゃていました。

「学校の先生に理解してもらえない、

話が建設的にすすまない、というとき

お母さんは苦しいですね。

どうぞこのHSC本の学校の先生へ、の項目を

全部コピーして、そのまま渡してかまいませんのでそうしてください。

出版社ともそこで著作権云々のことを持ち出さないという約束をしていますので」

みたいなことをおっしゃっていました!

すばらしい!なんと当事者のことを考えてくださっているのかと感動しますね。

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ちょっと角度は違いますが

わたしはいきなり「理解してください、うちの子を」とプリントを渡す前に

先生との信頼関係を構築しよう、ということをいつもおススメしています。

 

学校は学校でテンパっています。

今学級のなかにかなりたくさんの発達障害の子がいるのではないかと言われています。

先生はひとり。

いつもどうやって授業をすすめよう

クラスをまとめようと頭が痛い。

そして先生の多忙さはよくニュースになるほどのものですね。

だからいきなり「うちの子を特別扱いしてください」みたいに聞こえる話があると
先生も警戒してしまう、と現場の先生にも伺ったことがありました。

学級でお手伝いを募集しているときに出て行って先生を手伝う、
花壇のボランティアとかあるときにちょっと仕事をやりくりして出る、

そういうことで学校の先生との接点をつくって
それからこちらのお願いを出すといいですよ。

「関係性をつくってから内容に踏み込む」

「先に相手の利益を」

これ、ビジネスの世界では当たり前のことなのですが

学校業界になるといきなり違う話になるのをいつも違和感に思っていたのでお伝えしました。

話がずれちゃいましたけど・・・(汗)

 

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