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うちの子育て奮闘記

感覚系HSCちゃん、小規模特任校と学童との対話

2021年7月8日

小学校3年生の5月から小規模特任校に転校した第三子。
休み休みの登校から、2か月が過ぎ、週5回の登校ができるようになってきました。

 

この間、小学校、学童とのいくつかの対話がありました。

 

 

学校の担任の先生には、給食のお願いごとから始まりましたが、
3年生から始まった習字の授業のサポート、体育の跳び箱、プール・・・と、
次から次へとコミュニケーションが必要なことが出てきました。

 

給食については、やはり食べられないものがある、給食中はしゃべれない、立ち上がってはいけないなど、
さまざまなハードルが子どもとしてはあり、
食べられないものがあるときには先生にコミュニケーションをするということで先生とは合意をしていますが、
なかなか本人から伝えるのは、難しいことでした。

現在は、「時間内に食べられなかったら残してもよい。」という運用にしてくださっているようで、
本人は、頑張って先生に言いに行かなくても食べられないものを残せる環境になっているようです。

給食がハードルになっているお子さんは、給食を食べる環境を変えてもらったり、
給食のことで学校側とできることを、コミュニケーションをすることで、
大きな学校でもご対応いただけることが、あるのかなと感じています。

 

 

 

学童では、市販のお菓子がおやつとして出るのですが、
娘はおやつも食べるものが決まっています。
学校のあとに自分の食べられないかもしれないおやつから、
食べられるおやつを選んで食べることが、負担となっており、
先生と相談の上、家からおやつを持参して、学童に置いてもらって、
学童で用意するおやつの中に食べられるものがないときには、
家から持参のおやつを食べるということをご対応いただいています。

 

学校については、大規模と比べ、小規模でコミュニケーションしやすいことはありますが、
やはり一般的な公立校なので、一人一人の個別の対応については、できない部分や、
感覚系HSCちゃんのあれこれを親と同じように理解していただくことは難しく感じることもありますが、
学童の先生には、HSCのことも理解いただけて、
毎日の連絡ノートで、連絡を取り合い、柔軟に対応いただいています。

末っ子は遊ぶことが大好きなので、学校よりは、学童のほうがハードルなく行けるようで、
学童のサポートがあって、学校も楽しく行けているという実感です。
縦割りの学童では、1年生に宿題を教えてあげたり、縄跳びを結ぶ片付けを手伝ってあげたりと、
先生方からも感動しました~というお言葉をいただいています。

 

給食以外のことも、学校は、全学年のサポートの位置づけの先生がいらっしゃり、
サポートの先生や担任の先生にひとつひとつサポートいただき、
段々と学校や授業に慣れていくことができました。

 

たとえば、習字の授業・・・使用後の墨汁をチュッと吸って、もともとの墨汁の入った入れ物(新品なので満タン)に戻す作業がうまくできずに、洋服が墨だらけになったことがありました。
その後、習字の授業の日は行き渋りがあり、
「先生の言うやり方で片付けをやりたかった。墨汁の片づけをサポートしてほしかった。」という本人の気持ち。

私や姉兄は、「使用済みの半紙や新聞で吸い取ればいいじゃない?」と言いましたが、
本人にとっては、先生のいうやり方でやりたい。
うまくできなかったとき、できないと言えなかった。でも、助けてほしかった。という気持ちがあったのですよね。
それを、まだ8歳では言葉にできなくて、それが「学校行きたくない。」という言葉になっていました。

 

このことは、担任の先生にお伝えし、
先生も、「お話ししてくださってありがとうございます。」とサポートしてくださるようになりました。

 

ただ、これも何週間か続くと、今度は、メインの担任の先生にサポートしていただいているのが、恥ずかしくなってきたようで・・・
「サポートの先生にお願いしたい。」という方向に変化してきています。
そういえば、我が子は、いつもサポートの先生にかわいがってもらい育ってきました。

 

習字に関しても、優しいサポートの先生に支えられ、
もう少しで独り立ちといったところになりそうです。

※写真はひとり一台配布されたパソコンで入力練習をする娘です。

 

HSCの子どもの心の育ちをサポートするには、
何でも一人でやりなさい!自分でやりなさい!
他の子と同じように、同じくらいのタイミングで。は、難しいのではないかと感じています。

これまで、他の8割の子と同じように同じようなタイミングで手放すもしくは子どもに任せてきたことを、
今私個人としては、「自分で社会と交わるなかで、自分の気持ちを伝えられて、誰かにサポートをしてもらえる。」
この体験を子どもが実体験として得られるまでは、
親が元気に子どもの自立のサポートをする必要があるのではないかと感じています。

これまで、保育園→学童→小学校 と、ほんの2~3週間(いや、第一子は2,3日でした・・・)の慣らしやサポートでスタートしてしまった、わが身を振り返り、あー、子どもが社会の中で自立していくには、まず自分のことを理解しなくてはならないし、
自分のことを伝えられなくてはならない。

それが、他人や親の気持ちを察したり、状況を見て感じたり、考えたり、感覚的に敏感に感じたり、頭や体でたくさん感じていても、言葉で伝えられない中で日々を過ごしているHSCちゃん。
社会で他者と交わって、さらに気持ちを伝えてサポートしてもらったという体験を得ることは、
世の中の子育ての流れにただ乗っているだけでは、ずいぶん時間がかかることではないかと思います。

 

 

お母さん、お母さんに代わる役割の人がまずは元気になって、
お子さんが社会と交わって安心できる体験のサポートができたら、
そこからは子どもたちは自分の道を歩んでいくのではと感じています。

 

毎日片道1時間の送迎の中、学校に近づくと「きんちょうする。きんちょうする。」とつぶやく末っ子。
3か月が過ぎても緊張しているのだなぁと受け止めながらも、
徐々にその時間が短くなることを感じています。

 

学校は楽しい場所、でも、
はじめてのことやなれないこと、週明けは緊張する。

 

そして、私だって、職場で、久しぶりの業務や、第一子のはじめての受験絡みの体験では、
緊張してお腹痛くなってるわーーと、わが身を感じるのでした。

 

子どものことを対応して、大切にしながら、自分のことも、対応して、大切にする。

そんな毎日を送っています。

 

今回も読んでくださってありがとうございました。

 

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writer: 大西愛(14歳女子、10歳男子、8歳女子の母)

・キャリアコンサルタント、HSC/HSP子育てメッセンジャー、病児保育士

・子どもと一緒にひとりひとりとゆったりと。ぐずったり笑ったり♪感性豊かな子育てを楽しもう♪♪
https://note.com/a_haiji/

・Facebook: https://www.facebook.com/ai.onishi.5/



photographer: 長束加奈(11歳男子、9歳男子、7歳男子の母)

・日本パステルホープアート協会公認パステル和アートインストラクター

・HP: https://7iro-artwork.amebaownd.com

・instagram: https://www.instagram.com/kananatsuka

 

 

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