コラムColumn

うちの子育て奮闘記

ここでは「できる」を、体験しています〜高校生のHSCちゃん親元を離れて暮らす。

2022年11月14日

秋晴れのお天気、皆さまいかがお過ごしでしょうか?

寒さが増して、天気はいいけれど、体調が・・・というお母さんもいらっしゃるのではないでしょうか?

 

いつもHSCちゃんの神経状態に合わせて子育てされているお母さん、

無意識のうちに、寄り添い、共鳴し、頑張っていると思います。

ゆったりおいしいお茶を飲みながら、いい香りをかぎながら、
ひなたぼっこなど、ご自愛ファーストの時間も持ちながら、お過ごしくださいね。

 

 

 

さて、今日は、地域みらい留学で親元を離れて高校に通う、長女の話をコラムにてお伝えできればと思います。

 

4月から、四国の高校へと、進学した娘。

 

仙台から、福岡までの様々な地域から、20人以上の県外生が寮生活を過ごし、入学しています。娘も、一人、安心して共に過ごすことができるお友達ができ、寮生活を送っています。

地元も近く、夏休みには、千葉に一緒に帰省して、一緒に勉強をしていました。

 

しかし、様々な境遇の、様々なバックグラウンドを持つ子どもたちが集まる高校生活、寮生活は、結構な刺激があり、なかなか大変な高校生活のスタートでした。

 

日々の学習や、寮での生活(家事・役割)をしながら過ごす毎日に、本当に高校生にして、すごいことをしていると、私も尊敬します。週末には、ビデオ通話をしながら、悩みを聞いて、励ましながら、これまでの期間を過ごしてきました。

 

「帰りたい!」と、Lineをしてきたこともありました。

いつでも帰ってきていいと話している私ですが、

娘にとっては、自分がした選択を変更することは、
なかなかできないのではないかな・・・とも感じています。

そして、私が娘のいる場所まで頻繁に行くには思ったより、ハードルが高く、なかなか気軽に行けないという事情もあります。

 

今、地域みらい留学を検討する親御さんがいらっしゃるとしたら、

・週末に帰ってこれる距離感・交通

・病気でなくても、体や心が元気がない時には休める環境

・神経処理が深い子どもの相談にのれる、親以外の大人や先輩、先生がいる環境

 

この3点があることを、推したいです!

 

寮生活が大変で、親御さんが学校の近くに引っ越しをして、そこから高校に通うお友達

1年生の時にオンラインで全力で歓迎してくださり、入学時も娘の入学を泣いて喜んでくださった2年生の先輩二人が学校を離れていきました。

 

同級生より、先輩との方が関わりやすかった娘にとっては、とても残念なことでした。

 

学校がある県内出身で、寮に暮らすお友達は、週末は車で親御さんがお迎えに来て、帰ることができる。
家にいれば、心や体が元気がない時にもお休みをできるけれども

寮では休めない・・・。

 

選択できない・・・。

 

そういった大変さがあります。

 

そんな中でも、

 

・吹奏楽部では、ソロパートに挑戦した

・ここでは、私は体力がある方だからマラソンも早い方なんだよね

・文化祭では、英語スピーチに挑戦してみた

・学業の成績もとてもよいです

・文化祭準備、毎日夜まで学校にいて忙しかったけど、楽しかった♪

 

中学校で、できないと思っていたことが、「ここでは、できる!」そんな体験として、彼女の中に肯定的な体験として蓄積されていること、大変な中にも喜びがあることが伝わってきます。

 

ほとんどの時間を、学校で過ごす高校3年間。

 

自分のあり方で、自分の青春を、過ごして欲しいなと思います。

 

先日の皆既月食。

いつも自宅では、月を見ようと大騒ぎしている私の隣で、

「そんなに今日だけ月みてどうすんの?いつもきれいじゃん。」と言う娘でしたが、
この日は、同じ月を眺めて「きれいだね。」と共に感じることができました。

写真は、皆既月食時間前のお月様です。

 

毎日の生活の中で、

お友達との程よい人間関係、

集団の中で学校生活をするということ、

学校での役割、

自分が休息できる場所、

誰かに助けを求めるということ、

話を聞いてもらうこと、

嫌なことは嫌と言っていいということ、

ネガティブ感情もあっていいこと、

自然や地域の人の優しさに触れること、

親への感謝の気持ちなど

様々なことを体験していると思います。

 

引き続き、彼女が自分の人生を、一歩一歩、歩いて行けるように、サポートしていきたいと思います。

今日は、食事がない週末に向けて、冷凍便を送ります!

親が物理的にできることは、本当にそれくらいで、本人が毎日、自分で立って頑張っています。

 

 

 

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writer: 大西愛(15歳女子、11歳男子、9歳女子の母)

・キャリアコンサルタント、HSC/HSP子育てメッセンジャー、病児保育士

・子どもと一緒にひとりひとりとゆったりと。ぐずったり笑ったり♪感性豊かな子育てを楽しもう♪♪
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・Facebook: https://www.facebook.com/ai.onishi.5/

 

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